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[コミック] 孔雀王 (くじゃくおう) トーマスさん [2006年10月17日]

シナリオ:☆☆☆☆
熱い! :☆☆☆
不思議 :☆☆☆☆☆
作画:☆☆☆

総評:90点

作者:荻野真



週間ヤングジャンプ刊

現代オカルト漫画の原点+微グロ

全ての人にオススメできる作品ではありません。でもきっと良さがわかる人はいるはず。

絵について
グロ駄目な人はやめといた方が無難です。元々オカルトな漫画ってこうであったはず…なんですけどね。
最近では荻野さんの漫画もめっきり連載も減り、何だかファンとしてはやるせないです。やっぱり萌えには勝てませんかねぇ…。
聞くところによれば孔雀王はその昔、ちょっとしたオカルトブームの火付け役にもなったらしく、結構知ってる人はいる…のかな?
荻野さんの絵は個性的過ぎるので、見ればわかる人も多いと思います。

ストーリーについて
深い。何と言うか、さすが名古屋大学出身。江川達矢さん(偶然にも愛知教育大学出身)もそうですが、知識人の描く漫画ってストーリーにすごく深みがありますね。仏教やキリスト教に深く触れつつも、読者を惹き付ける何かがあります。夜叉鴉では宮沢賢二の銀河鉄道の夜なんかも題材として使われてましたし。
と、いうワケで普通の方にはあんまりオススメできません。自分はかなり好きなんだけどなぁ…。ま、波長が合いそうな人に読んで頂きたいですね。

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