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[ラノベ] ゙文学少女゙シリーズ (ぶんがくしょうじょ) 昼の真澄さん [2007年10月1日]

シナリオ:☆☆☆☆☆
感動(泣):☆☆☆☆
感動(驚):☆☆☆☆☆
不思議 :☆☆☆☆
挿絵:☆☆☆☆

総評:94点

ファミ通文庫
作者:野村美月



2007年10月1日現在5巻まで出てます。
@゙文学少女゙と死にたがりの道化
A゙文学少女゙と飢え渇く幽霊
B゙文学少女゙と繋がれた愚者
C゙文学少女゙と穢名の天使
D゙文学少女゙と慟哭の巡礼者


☆ストーリー
平穏、平凡を求める井上心葉を語り手として、物語を食べてしまうほど愛する゙文学少女゙天野遠子が『想像』によって事件解決に挑むミステリー(?)。


構成も内容もすばらしい。はじめコメディ風ですが、起こる事件は複雑で辛い話であり、内容はシリアス。毎巻、昔の本(文学)になぞらえてあります。1巻は『恥の多い生涯を送ってきました』で有名なあの本です。わかる人は是非読みましょう。わからない人でも問題無く面白いかと。
ラストにはやられました。こりゃ一本とられたね。2巻からは自分で推理(?)するのも面白でしょう。何を推理(?)するかは1巻を読めばわかると思います。気になることを先延ばしにするのもなかなかずるい(笑)

作中、遠子が文学をいろいろ紹介することがありますが、本好きにはそこも魅力ではないでしょうか。もう少しきりつめたほうが良い気もしましたが。
毎回誰かしらヤんでるのも魅力(笑)
読後感も良くかなりおすすめです。


そしてななせはオレがもらっていく。これは良いツンデレ。(余談ですが、ななせが中心になるのは4巻)


★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)
5巻終えてようやく美羽ENDの可能性が無くなり、ななせがむくわれそうなのが嬉しい。あとライバルは遠子だけ(笑)
でもヤンでた美羽ももらっていきたいかも(笑)

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