・ｼﾅﾘｵ：☆☆☆☆☆

感動(驚)：☆☆☆☆☆
熱い！　：☆☆☆☆☆
不思議　：☆☆☆

・作画：☆☆☆☆☆

・総評：97点

・作者：−−

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まごう事なき名作。
うちは家族で読んでいます。

主人公ヴァッシュが人類に復讐をもくろむ兄ナイブズを止めるため広野の惑星を旅する。わかりやすくいえばこういう話ですが、その実内容はかなりゴタゴタしてて読み応えがあります。
なにより敵にも正義があるのがこのマンガの面白いトコ。
味方でも違う正義を持っているのも面白いです。
その代表格がテロ牧師ことウルフウッド氏。この物語の実質副主人公にあたるヴァッシュの友人です。
ことあるごとに自分たちの正義が行き違うことを感じ、それでもそれぞれの目的のため共に行動する二人。
でもヴァッシュの言う『敵でも誰でも殺さない正義』という戯れ言に少しずつ引かれていくウルフウッド。
似ているところがあるのに、心の奥底ではいつも対立するウルフウッドを心から信頼し、すべてが終わったとき、共に酒を酌み交わしたいと思うヴァッシュ。

この二人の歪な信頼と友情の在り方は他のどのマンガの信頼関係よりも大好きです！