●[ラノベ] とある魔術の禁書目録 (とあるまじゅつのいんでっくす) ヒラリー国務長官さん [2009年5月7日] |
・シナリオ:☆☆☆☆☆
萌え :☆☆☆☆
感動(驚):☆☆☆☆
熱い! :☆☆☆☆
・挿絵:☆☆☆☆☆
・総評:80点
・電撃文庫 ・作者:鎌池和馬
アニコミ初レビューとなる記念すべき作品は、アニメもヒットした人気作品です。 まず言いたいのが...... 読みにくっ! キーセンテンスや決め台詞の間に空欄を作って注目を得るのはいいのだが、多用しすぎでインパクト薄い。というか、そういう内容の台詞が多過ぎ。 イマイチぱっとしない比喩表現の多用。使うのはいいが、これも多用しすぎ。 そして、展開が毎回同じように進んでいく。 また、(シャナみたいに)次々とオリジナルの言葉が現れて、理解が追い付かない。 つまり、何が言いたいかというと、読み手を飽きさせるようなワンパターンな文章が目に余る。 文章力が厨二だという周りの評価も的を得ていると判断せざるを得ない。・・・のだが・・・
シナリオ
これは間違いない。設定、世界観、内容など、どれも素晴らしく、また、かなり活かせていると思う。 文章は前述の通り、かなりアレな感じだが、シナリオが面白くて、気がついたら読み終わっていた。 まぁだいたいは流し読みというか、読みにくいのでいちいち全部を理解しようとは思わなかったが。 が、主人公の強さ異常。 いくらなんでもそれはないだろ、っていう戦闘シーンが結構ある。不幸体質で、右手に特殊な能力がある事以外は普通の男子高校生が、あれだけ攻撃受けていれば確実に死ぬよな。 あと、伏線が弱い。 一冊読み始めのカギとなりそうな言葉でも、最後の方まで行く頃には、「あれはどうなっちゃったの?」みたいになり、最終的に終章でちらっと書かれていたり。
萌え
グー(^O^)g 御琴、火織、小萌先生は外せない。あと、吹寄。
まぁこんなものです。 文章さえ慣れてしまえば、あとは普通に面白いストーリーなので、買って損はしません。が、とりあえずまとめ買いはやめたほうがいいかも。
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