●[ラノベ] とらドラ! (とらどら) イージストさん [2008年9月27日] |
・シナリオ:☆☆☆☆☆
萌え :☆☆☆☆☆
笑い :☆☆☆☆
感動(泣):☆☆☆☆
・挿絵:☆☆☆☆☆
・総評:90点
・電撃文庫 ・作者:竹宮ゆゆこ
アニメ化直前&まだレビューが無いので気合い入れて行きます。
電撃文庫の誇る超弩級ラブコメ!その宣伝文句の通りのハイテンション学園ラブコメ。大河達に萌えて切なさに悶えて下さい。
今までファンタジー、アクション系ラノベしか読んだ事がなかった自分ですが正直、純粋なラブコメを舐めてましたよハイ。 テーマが素朴で『アクションならではの熱さ』は当然無いですが味付けが独自ですからこうゆうのもアリだと思います。
物語、キャラ、挿絵、文章、どの面でも問題無しで、なかなかのレベル。 ☆の感動に関してはKOTOKOのアルバムを聴きながら読んでたら思いの他、泣いてしまったのでつけました。ほのぼのでも驚きでも大丈夫です。
全編通して文章表現は別に幼稚、単純では無いながらも、ファンタジー&SFにありがちな難解な世界感や解説はほとんど無いので読みやすいです。 なんでラノベを読んだ事が無い方や小難しいのに疲れた方にオススメ。 初っ端からギャグと甘酸っぱい青春全開。
内容はやはり騒がしくも青春の日々と恋愛。テンポもよく、はまります、笑えます、ほくそ笑みます。 そして時にゆるく時にシリアスに攻め、過ぎる青春の痛みや、簡単には打ちあけられないそれぞれの悩みが交錯する。
セリフ回しによる演出はニクイほどカッコイイ時があります。ラブコメなのにね。
がしかし 万人にウケるとは限らないかも。 あえて悪い所かもしれない所を挙げるなら↓。
5巻辺りまではキャラそれぞれの心情も確実に変化していき、サブキャラも絡みが増える。ページをめくる手が止まらなくなり、話しを追うほど立っていくキャラのキレのあるギャグは素晴らしいです。
なんだけど。 6巻辺りからシリアス面が多くなり段々とドロドロしていきています。例えるなら少女漫画みたいな展開? リアルな多数の想いが複雑に絡んでその中での成長を描くのはイイんだけどなぁ。身動き取れない時にトラブル。そして心情がそれに引っ張られ過ぎ。これラブコメなのか?w 特に自分は実乃梨が1番好きなのでそう思ってしまいますw それじゃなくても普段から大河がドジ過ぎて主人公が大河を気にせざるを得ないっていう場面が多いんで。 とは言っても大河はメインヒロインで可愛いし亜美も可愛いし好きなんですけどね。
ということで。 簡単に言うと『ほろ苦ビターラブコメ』です。 人によっては若干青臭く感じる部分があるかもしれません。自分は学園青春は好きなので全然よかったですが。
キャラをさらにもう少し掘り下げつつパンチを出して、それぞれが気持ちを前面に出して最後は爽やかに終われば文句なしです。まだ続きそうなのでこれからに期待。
ちなみにスピンオフの方がおもしろいとか一瞬思うかも。
とりあえず10月1日からアニメスタートなので見ることをオススメします!原作挿絵の方が可愛いけど。アニメで気になったらこちらも。 キャストは大体予想通り。エロ犬!!とか言ったりするのでル○ズに通ずるかと。キャラ等が気になる方は公式サイトの方で。
とあるの方がおもしろくて、アニメも人気出そうですが。こっちも頑張れ。
最後に。 本当にどうでもいいが自分は実乃梨に惚れました。(狩野姉妹も好きだが) 微妙に男言葉だったり、言動がおかしいぶっとんだキャラは絶妙。良い子です太陽ですジャンピング土下座です。『新俺の嫁』決定! 少数派だろうと、関係無い!
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