●[コミック] ツバメしんどろ〜む(6) (つばめしんどろーむ) 忘我さん [2007年4月24日] |
・シナリオ:☆
萌え :☆☆☆☆☆
ほのぼの:☆☆☆☆
不思議 :☆☆☆
・作画:☆☆☆☆
・総評:68点
・作者:茜虎徹
萌えを前面、いや全面に張り巡らせたキャラマンガです。
世界観は面白いですがストーリーにはなんら斬新性は見られず、説明不足な点も手伝って杜撰な構成に見えるので、凡以下です。流れもわりとありきたり。ですがこの作品にはストーリーなど期待しちゃいませんでした。(そもそも、ラブコメ作品にストーリーを期待するのが間違いだと思っていますが。)
キャラに関してはかなりクセが強く、人によって見方がかなり変わると思います。(というか茜氏のキャラは独特の作風も相俟ってかなりクセが強い傾向にあります。)
なんというか、他のラブコメ作品と比較しても、日常面でキャラを非常に強く押し出してます。そのため、キャラ自体は萌えるのですが、代償としてバックストーリーをかなり犠牲にしてしまっているので、逆に引き出せるはずの魅力を引き出し切れていない感がします。ストーリー全体に関する説明不足ならまだしも、キャラクターの境遇に関しても説明不足な点があまりに目立ちすぎます。作者の自己完結に留まっている節が強い。キャラクター自体には萌え度の高い作品だけにかなり勿体無いです。
説明不足なシナリオは褒められたもんではないですが、純粋に萌えマンガとして読むなら楽しめると思います。個人的には、(遥を除く)いずれのヒロイン格のキャラクターも魅力はかなり高いほうです。
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