●[ラノベ] ゼロの使い魔 (ぜろのつかいま) ひーずんさん [2008年9月27日] |
・シナリオ:☆☆☆☆☆
萌え :☆☆☆☆☆
感動(泣):☆☆☆☆☆
感動(驚):☆☆☆
・挿絵:☆☆☆☆☆
・総評:100点
・その他の文庫 ・作者:ヤマグチノボル
冒険、恋愛、エロと言えば男の三大ロマンではないでしょうか? その三つがこれでもか!というくらい詰め込まれています。 魅力的なキャラクターがストーリーを織り成し、また逆にストーリーがキャラクターを裏打ちし、魅力を存分に引き出す、そんなライトノベルの理想像的な作品です。 アニメなどの影響でエロコメ的な部分だけがやたら有名ですが、メリハリのある展開で、まさに「笑いあり(エロあり)涙あり」といった具合です。 背景には手に汗握るシリアスなストーリーが常に流れています。 またそんなストーリーの中、懸命に繰り広げられる恋物語はとてもロマンティックで、切なく儚く、涙を誘います。 1、2巻が導入で、3巻あたりからが本格的に話が始まります。
挿絵に関しては、優しい色彩と柔らかな画風が、ファンタジックな世界観と良くマッチしています。 巻を重ねる毎に絵の上達が見て取れます。
「リアリティのないファンタジックな世界観は苦手」「ライトノベルに文学的なことを求めている」という方にはオススメできませんが、まずは3巻まで読んでみて頂きたいです。
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