●[コミック] スパイラル〜推理の絆〜 (すぱいらるすいりのきずな) 忘我さん [2007年4月23日] |
・シナリオ:☆☆☆☆
感動(泣):☆☆☆☆☆
感動(驚):☆☆☆☆
不思議 :☆☆☆☆
・作画:☆☆☆☆
・総評:90点
・作者:作:城平京 画:水野英多
ハガレン以前の某誌の看板格だった作品です。15巻で完結。
まずはじめに思ったのは、マンガの水野氏の絵の上達が凄まじいということです。1巻ではミステリー作品と呼ぶにはふさわしくない画風という印象を受けましたが、後半以降、最終巻ともなると別物になってます。(1巻の画風であのストーリー、ラストを飾るのは考えられません。)
ミステリーらしく「最初から主人公天才モノ」ですが、ちゃっかり成長もしています。後半の鳴海歩のメンタル面の強さはかなり悲壮感漂っていましたが、逆に作品の物語を個性付け、良い意味で印象を深くさせてくれました。真面目なストーリーですが、理緒のような萌えキャラもいます。
なんというか、最後のロジック対決は微妙なんですが……あとタクシーの中でも平然と殺人やら物騒な会話をしてるのに、運転手が突っ込まないのはいかなるものかと。
ストーリーは、後半がいきなり変化しだしてついていきかねるかも……。(某誌の格闘マンガ作品みたく一気にスケールがでかくなるので。)ですが、設定や背景が凝っていて、ラストは……
現在、スパイラル・アライブという番外編も刊行されてますので、併せて読んでみましょう。
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