●[ラノベ] 半分の月がのぼる空 (はんぶんのつきがのぼるそら) プレゼントさん [2006年10月22日] |
・シナリオ:☆☆☆☆☆
感動(泣):☆☆☆☆☆
ほのぼの:☆☆☆☆
・挿絵:☆☆☆☆☆
・総評:97点
・電撃文庫 ・作者:橋本 紡
著者は一般書籍も執筆している方なので。 作品中の文章力に驚く場面がある。 特に、心情描写に関しては、この著者の長けてる所が目に見えるだろう。
話の内容は、肝炎で入院していた少年と別の病棟の少女との出逢いから始まる。 少女はとてもわがままでしたが。 少年に「死」という現実を話します。
そんな話はありきたりと思う方もいるでしょう。 しかし、そこから始まる話は不思議と面白く。たまには感動を覚えてしまう程です。
過去の文学的作品要素を交えての、伏線の繋ぎ方には鳥肌ものです。
何か心に残したいと思う方は勿論。 未読の方には読む事をお勧めしましょう。
但し、激しいSF的や戦闘的な活劇を求める方は飽きやすいのかも知れません。
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