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[コミック] ぼくらの (ぼくらの) ふぃるさん [2006年12月24日]

シナリオ:☆☆☆☆☆
感動(驚):☆☆
不思議 :☆☆☆☆☆
作画:☆☆☆

総評:90点

作者:鬼頭莫宏



地球を守るロボットに乗ることになった14人の子供達。
ただし、ロボットは操縦者(1人)の命で動き敵を倒すと必ずその操縦者は死ぬ―。
操縦を拒否したり48時間で勝負がつかなかった場合は地球は滅ぶ。
子供達に与えられた選択肢は地球を守って死ぬか、地球と一緒に死ぬか。
というのが簡単なあらすじです。

いわゆるセカイ系に属する作品かな?
つまり敵が出るたびに必ず仲間1人が死ぬことになります。
設定が設定ですが、意外とそこまで涙を誘う雰囲気ではない不思議な作品です。
ほとんどのキャラが後腐れなく変な言い方ですが割とサッパリと死んでいき、また残された仲間も次は我が身なせいか、友達の死に直面しても落ち着いていて取り乱したりしていません(例外もいましたが;)。

扱ってるテーマの重さ、淡々と順番が回ってくる死、鬼頭さん独特の華奢な絵柄。
このギャップがどことなく不気味というか怖いというか…なんか変な気持ちになりますw;;
絵柄はちょっと人を選ぶかもですが、とてもメッセージ性の高い作品でオススメですw

- 辞典CGI 2.01(改) Converted byふぃる -