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リトルバスターズ! Converted Edition Key(Prototype) (りとるばすたーず こんばーてっどえでぃしょん) あとりさん [2012年7月14日]

・シナリオ:☆☆☆☆
・H度:☆
・GAME:☆☆☆☆
・音楽:☆☆☆☆
・CG:☆☆☆
・難度:☆☆☆☆

・総評:90点



◆あらすじ

あの、一番辛かった日々。
毎日ふさぎ込んでいた日々。
そんな僕の前に、四人の男の子が現れて、僕に手を指しのばしてくれたんだ。

「強敵があらわれたんだ! 君のちからがひつようなんだ!」

そう彼らは訴え、僕の名を訊いた。

「…なおえ、りき」

「よし、いくぞ、りき!」

一方的に手を掴んで、僕を引きずるように走り出す。

「ね、君たちは!?」

転ばないように必死についていきながら、そう訊く。

「おれたちか?
 悪をせいばいする正義の味方。
 ひとよんで…リトルバスターズだ」

歯をにやりと見せ、そう名乗った。

それが、僕らの出会いで、そしてお祭り騒ぎのような日々の始まりでもあった。

無茶苦茶でバカなことばかりしていたけれど
ずっと、そうして彼らと生きていたら
僕はいつの間にか心の痛みも寂しさも忘れていた。
ただただ、楽しくて…

いつまでもこんな時間が続けばいい。
それだけを願うようになった。


(取り扱い説明書より)


◆シナリオ
日常(共通)パートはヒロインたちとのギャグがメインで、個別ルートになるとシリアスに突入。
時間としては共通パートが3、4時間で個別ルートが大体2時間(プレイ時間が表示されたりはしないのであくまで私の体感ですが)程と。


◇共通パート
とにかくギャグ。ヒロイン達も野郎共が輝きすぎで、二周目以降も要らないところ以外はスキップせずにやっていました。


◇ヒロイン別シナリオ

小毬……☆3
ヒロインの小毬がリフレインで優遇されているせいが何となく印象が薄い……個人的には割と好きだったりするんですが。

鈴……☆2
二回プレイする必要があるものの、リフレインに繋がる使用な為にどちらも中途半端。

葉留佳……☆4
共通パートのはっちゃけた葉留佳からは想像出来ない程重いのですが、「普段は明るいキャラなのに実は辛い過去がある」みたいなのは大好物なので☆4。

クドリャフカ……☆2
全体的に電波な感じでよく分からなかった。キャラ自体も個人的にはイマイチなので更に微妙。

唯湖……☆2
う〜ん……どこがどう駄目かは言葉にしにくいのですが、イマイチ。

美魚……☆1
全体的に電波な感じでよく分からなかった。キャラ自体も個人的にはイマイチなので更に微妙。クドルートより微妙。

佳奈多……☆4
葉留佳ルートの佳奈多視点と言うか上位互換のような感じ。葉留佳ルートよりスッキリするのでいい。

佐々美……☆5
個別ルートの中では一番好きです。ヒロインも好きなので◎。締めもグッド。

沙耶……☆3
専用エンディングがあったり、一番優遇されている気がする個別ルート。射撃ゲームは面白いけれど少し面倒。ヒロインの沙耶はとてもかわいいですが。


◇リフレイン
鈴、小毬、葉留佳、クド、唯湖、美魚の六人の個別ルートを終了後にプレイ出来るシナリオ。個別ルートで残されたままの伏線を回収するこの作品の要。
実際、このリフレインが一番、ダントツで面白かったです。特に恭介との校門でのやり取りは大号泣。ラストも爽やかで、このゲームをやった人なら皆このリフレインで感動したはず。

……まあ、結局は鍵作品お決まりの「奇跡」なのですが。
瞬間的な感動はとても大きいのですが、冷静になって考えると「ん?」みたいな。


◇シナリオ評価まとめ
シナリオの総合的評価は☆4と言うところでしょうか。個別ルートは微妙なものも多いのですが、リフレインが良すぎてどうでもよくなる。リフレイン後に攻略出来る佐々美・佳奈多・沙耶のシナリオはそれなりですし。

鍵作品はこれが初めてで他は知らない(ゲームをプレイしたことがないだけで、アニメならKanonとAIRとCLANNADを観ましたが)のですが、「なるほど、これが鍵作品か」と思いました。良くも悪くも。

何よりリトルバスターズのメンバーが好きすぎて。
こんな青春を送りたかったなあ〜、と思いました。


◆H度
クドルートのアレは捉えようによっては少しエッチかもしれませんが、PSP版ですし☆は1。


◆GAME

◇システム面
クイックセーブとクイックロード、バッグログからのシーンジャンプや音声再生が無く、慣れるまでは不便に感じると。

インストール必須なだけあってスキップは速いのですが、ギャルゲーでオートスキップが無いのは少しきついです……。


◇ミニゲーム
共通パートのバッティング練習、鈴ルートのツッコミとお盆乗せ、沙耶ルートの射撃ゲームくらいですかね。

どれもとても楽しいです。ただバッティング練習は自分で打つのに、肝心の試合では指示を出す(選択肢を選ぶ)だけで打つことが出来ないと言うのは微妙でした。


◆音楽

◇BGM
場面とマッチしているものが多く全体的にグッド。ヒロイン専用BGMだと小毬の「魔法のアンサンブル」と佐々美の「猫と硝子と円い月」と佳奈多の「Will&Wish」が好きです。特に佳奈多のはちょっと懐かしいような、切なくなるような感じでかなりお気に入り。

◇ボーカル曲
オープニングの「Little Busters!」(EXVerとLittle jumperVerがあり、個人的にはLittle jumperVerの方が好き)は、クリアして初めて歌詞の意味が分かる歌。
と言うか、クリア後に聞くと、凄いネタバレソング。

エンディングはヒロインごとに違い(一人一人と言う訳ではないですが、沙耶だけ専用エンディング曲がある)ますが、ちゃんと覚えてるのは「Alicemagic」くらいですかね。でもどれも良い曲。


◆声優

◇ヒロイン

田宮トモエ(直枝理樹、棗鈴、笹瀬川佐々美)
やなせなつみ(神北小毬)
すずきけいこ(三枝葉留佳、二木佳奈多)
金子明美(能美クドリャフカ)
田中涼子(来ヶ谷唯湖)
荒井悠美(西園美魚)
櫻井浩美(朱鷺戸沙耶)


◇野郎共

緑川光(棗恭介)
神奈延年(井ノ原真人)
織田優成(宮沢謙吾)


◇特別出演

Lia(ドルジ)


表名義なので分かりにくいですが、結構豪華なメンツ。田宮さんとすずきさんの演技力には脱帽。

田宮さんは、主人公とメインヒロインとメインヒロインのライバルと言うあり得ない三役(笑)


◆キャラクター

◇主人公

直枝理樹……☆4
主人公。ツッコミ役の男の娘。常識人と言う設定なのに割とよく迷走するところが面白いです。

◇ヒロイン

棗鈴……☆3
照れ屋でかわいらしいのですが、いかんせんぶっきらぼうで口が悪いので良さが伝わりにくい。

神北小毬……☆5
ふわふわ天然系。お菓子大好き。ヒロインの中では一番好きですね。声優さんの演技がグッド。

三枝葉留佳……☆3
シナリオの所でも言った通り「普段は明るいのに実は辛い過去がある」キャラは大好物なので好きなんですが、佳奈多と比べるとどうも……。

能美クドリャフカ……☆2
属性コテコテのロリワンコ。嫌いではないですがあざとすぎてイマイチ。

来ヶ谷唯湖……☆2
嫌いではないですが、ヒロインなのにチートすぎる感じがイマイチかも。

西園美魚……☆2
嫌いではないですが、う〜ん。

笹瀬川佐々美……☆5
小毬と並んで好きなヒロイン。まあ彼女もテンプレキャラなんですけど。努力家なお嬢様って良いですね。

二木佳奈多……☆4
葉留佳ルートでは少し嫌な印象でしたが、佳奈多ルートで一気に好きになりました。クドと仲良しなのもかわいい。

朱鷺戸沙耶……☆4
ツンデレなのにギャグ線が高いところが良いですね。風音……でなく櫻井さんの声も良いです。


◇野郎共

棗恭介……☆5
真の主人公とも言える、ちっとホモ臭い兄貴分。安定のグリリバ。

井ノ原真人……☆5
彼に何度笑わされたか。最高の親友キャラです。筋肉筋肉。

宮沢謙吾……☆4
二周目以降が本番。リトルバスターズジャンパー欲しい……


◇その他

あーちゃん先輩……☆4
女子寮の寮長。かわいい。声のみの出演ですが、Vita版だと立ち絵があるそうですね。

三枝本家の人達……☆1
葉留佳と佳奈多を苦しめた人達。タヒね。CLANNADで言うサッカー部の連中。


◇キャラクター評価まとめ
皆魅力的でグッド。野郎共との友情が素晴らしい。特に好きなのは小毬、恭介、佐々美とか。
ただ恋愛色が薄く、個別ルートは基本シリアスなので、コメディが良い! ヒロインたちとラブラブイチャイチャしたい! と言う人には物足りないかもですね。


◆CG
お馴染みの樋上いたるさんと新人のNa−Gaさんの二人。絵柄が全然違いますね。

いたるさんの方は立ち絵は綺麗ですが、CGだと若干違和感を感じるものも。
Na−Gaさんの方は立ち絵もCGもそつがない感じで崩れがなく綺麗です。

鍵っ子はこの独特のいたる絵が好きなんでしょうが、私はリトバスが初鍵作品で特に思い入れはないのでNa−Gaさん派。いやまあいたる絵も良いですけどね。


◆難度
ミニゲームの方はONとOFFの切り替えが出来るので問題無しですが、選択肢が多く分岐が複雑なので攻略サイトを見ながらでないと分かりにくいかも。
佐々美とか全然分かりませんでした。


◆総評
リフレインに頼りすぎな気はしますが、それでもやはり面白かった。
大切なところを「奇跡」で片付けたり、プンプン香る「ここで泣いてくださいね」と言う感じは好き嫌いが別れるでしょうが、是非やってほしい作品です。


★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)
一番の大団円エンドは真人の筋肉ルート。異論は認めない。

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