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さくらビットマップ HOOKSOFT (さくらびっとまっぷ) 真風さん [2010年11月19日]

・シナリオ:☆☆☆☆
・H度:☆☆☆
・GAME:☆☆
・音楽:☆☆☆☆
・CG:☆☆☆☆
・難度:☆

・総評:79点



■あらすじ
大きな桜が象徴とする校舎。
古めかしさと何処か、穏やかな雰囲気が包み込む。
舞台になるのは懐かしさの空気とゆったりした時間が流れる町。

その町で今、ちょっとした事件が起きた。
といっても、その張本人が何を隠そう、主人公だった。
実はかなりの長期間に渡り、ここでは男が生まれなかったのだそうだ。

その中でたったひとり、生まれた主人公。
幼い頃から何かと、大変だったのは【何故か】やたらと主人公の世話をやこうとする周囲の友人たち。
勿論、全員女子である。

というか、現在進行形だった。
人はこれをこういうだろう……ハーレム状態。

恋が咲くといわれる祭りのある田舎町、恋咲き町。
この町で、俺は恋をする―――

■シナリオ
正直、言うと普通の学園モノ。
テンプレと何処かで見たような材料しか、このソフトの構成には入っていない。
それがHOOKらしさといえば、そうであるが。

貶めているように見えるが決して悪くはない。
ハニカミに象徴されるような尖った好き嫌いの顕著なヒロインを出さずに何処までも普通。
恋人同士になるまでの過程とラブイチャをそこそこに上手く描写している。

ふつーのテンプレゲーを作らせたらHOOKは結構、上手いのかも知れない。

基本、まったり日常が80%・シリアスが20%でメリハリこそないが、日常パートが睡眠ゲーらしからぬ向上でちょっと面白い位にはなってる。

個別はどのヒロインもテンプレの域を出ないものとなっていて特筆点に欠けるが幼馴染の小春と巫女の鼎は中ではまあまあ、良いお話だと思う。
特に小春はまたもや、幼馴染属性をグッと擽るような内容で他ヒロイン攻略に罪悪感を覚える。

■H
1人4回ずつ。
濃さはヌキ系やら肥えてる人なら充分とは言い難いが純愛系としては普通で回数は気持ち、多め。
プレイはオーソドックス

サブの坂崎さん、みどり、コイン王女が1回用意してあるのは好印象

■GAME
環境は普通。
HOOKではお馴染のタイトルを好きな攻略ヒロインに染められるのは嬉しい

■音楽
OP【コイノハナ】
Vo:Duca

ED【桜が舞う空の下で】
Vo:茶太

挿入歌【桜の咲く頃】
Vo.Rita

他にイメソンも茶太が担当。
OPはテンション上がり系、EDが特に良い。
雰囲気に合ったものが多く、粒揃い。

■声優
松田理沙(小春)
松永雪希(璃子)
篠原ゆみ(千鳥)
みる(鼎)
青葉りんご(ゆのか)
桃井穂美(奈乃香)
東かりん(みどり)
梶川翔平(水原流水)
まきいづみ(希美子)

とりあえず、松田理沙の幼馴染がドンピシャ。
幼馴染ヒロインで久々にこの声優で良かったと思える。

■CG
総CG数100枚。
まあ、複数原画だし特別、多くはない。

メイン1:松下まかこ
メイン2:鈴平ひろ
メイン3:桜はんぺん
サブ  :らっこ

とメイン級原画が多い。
萌え原画としては勿論、安定してるレベル

■難度
プレイ時間は8時間くらいでフルコンプも15時間弱と短め。
無駄がないのか中味がないのか、今作は無駄がなく飽き要素が排除されていてプラスに働く。

EXは攻略で解放され、坂崎さんとみどりのおまけシナリオで最後に見た方が良さそう。
コイン王女はクリアで貰えるコイン特典で。

■総評
前作ハニカミはまあ、兎も角もFairy Lifeからはかなり、持ち直して名誉挽回したとは言える。
_summerをグレードアップしたような感じの内容。

やっと睡眠ゲーの代名詞だったHOOKにも佳作止まりから良作へステップアップ出来る気配は微かに感じなくもない

★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)
自分の個別ルートと言い、璃子ルートでの【家族になりたかった】発言といい、HOOKは何かと幼馴染属性に萌えを与えつつも、他ヒロイン攻略に十字架を背負わせに掛かってきやがる……

小春ちん……ループしちった☆

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