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ナツユメナギサ SAGA PLANETS (なつゆめなぎさ) mmvさん [2009年8月12日]

・シナリオ:☆☆☆☆
・H度:☆☆☆
・GAME:☆
・音楽:☆☆☆☆
・CG:☆☆☆☆
・難度:☆

・総評:89点



【あらすじ】
記憶を失った時も、そして今も。 僕はずっと君に恋をしていた――

舞台は常夏の街、臨海副都心『hope』。
ヒマワリと夏の花が街中に植えられ、美しい蝶のような妖精が舞い、ときどき、野良ペンギンが街中を歩く不思議な人工島。
白波学園2年生『渚』は、街の浜辺に流れ着いた、過去を持たない少年。

真夏のクリスマスを1ヶ月後に控えのんびりとした日々を過ごしていた渚は、少女達と出会う。
やがて記憶の向こうにいる大切な人と、真実の自分の姿を見つけていく。
君がいた夏。君がいない夏。君といる夏―――
3つの異なる夏を過ごしながら…。
臨海合宿をしたり。気になるあの子と無人島に流されたり。水着姿でみんなで騒いだり。
そんな、淡いノスタルジーを通して、長い夏の果てにたどりつくのは、一体どんな記憶だろう。

-公式HPより-


【シナリオ】
鬱のオンパレード、うんオチは作品タイトル名ナツユメナギサで大体大凡判ってましたが、本当に作品名そのまんまとはw
久々キャラゲーでシナリオの完成度が高い作品と出会いました、序盤はキャラゲーと感じさせてくれる、会話、ギャグ、テンポで楽しめ、後半はシリアス、鬱、感動の豪華要素を案配しており、大変満足。
世界観は御伽話のような空想のような世界、この空想舞台については、物語後半にかけて咀嚼出来るようになる。
伏線、含蓄の演出の仕方が旨い、伏線もそうだが、含蓄、何気ない言葉にも、深い意味があり、それが伏線に繋がる、斯様に、含蓄+伏線の組み合わせの出来が良かった。
ストーリー内容ですが、主人公の記憶喪失から始まり、個別ルートでは、対象キャラの難儀解消、舞台の謎解き、そして、主人公の記憶に関する謎という構成です。

攻略推薦
今回は攻略制限があるので無し
攻略サイトを見るべしb

個別ルート
どのルートも鬱なエンディングっだが、個人的に鬱度が高かったキャラ準でw
ナツユメ→羊→はるか→つかさ→真樹2→歩1以下略w
個人的に羊ルートが一番好きw羊は俺の嫁と言いたい所だがHazukiさんと被ってることに気付くw

これ何て、何処へ行くの、あの日?と思いましたが、ナツユメの方が報われてるんだよね、最後歩ry



【Hシーン】
歩4回他全て3回
シーン回数も丁度よく、使えると聞かれれば、何回かは使えるのではw


【音楽】
オープニング
bumpy-Jumpy!/KOTOKO→これぞ夏と思い浮かばせる歌詞、リズム、KOTOKO最高の一言w

エンディングテーマの夏風の一秒もなかなか良曲b


【CG】
キャラゲーという訳で万人向けなCG、普通に綺麗です。
キャラクターも綺麗だけど、背景やエフェクト効果など上出来だった。


【プレイ時間】
12時間程度、一人2時間前後くらい。
ボリュームは少なめです。





この作品の重要な鬱要素についてですが、最終的に鬱を守るためにキャラクター達が誣告し正当化しますが、どんな誣告でも誣告=残酷、真実を早く言ってやれよと咎めたくなった、また今際の際には深く感情を述べる事も無く終わる、そういった今際の際に起こりうる感情も描かないという事は、今まで過ごして来た時間は稠密で悔いのない物だったと言えるであろう。

またこの作品、一人一人が鬱ENDなので、一気に全員クリアすると消化不良だらけになり、評価がさがるような気がする、斯様に早くクリア目指そうという人でも2、3日に分けてクリアすると良いと思う。

最後に一言
明晰夢てこんなものなんだ〜〜〜

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