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きっと、澄みわたる朝色よりも propeller (きっと すみわたるあさいろよりも) mmvさん [2009年8月1日]

・シナリオ:☆☆☆☆
・H度:☆
・GAME:☆
・音楽:☆☆☆☆
・CG:☆☆☆☆
・難度:☆

・総評:79点



【あらすじ】
互いの希望を持ち寄って、夢を語ろう。そうすれば、そこに仲間ができる。
互いの思いやりを持ち寄って、重ね合わせよう。そうすれば、そこに絆が生まれる。
互いに手を取り合えば、そこには――

――俺たちは、全員揃って初めて「俺たち」だった。
子供の頃から一緒だった。何をするにも、何処へ行くにも。
他の何にも替えられない仲間たち―― その名を『四君子』。
……例え、離れ離れになったとしても。決して色褪せない絆が、そこにはあった。

あれから幾年月が過ぎ去って、遂に再会の機会が訪れた。
芸術家志望の霊峰、あの憧れの夢見鳥学園で。

たった四人しかいない、そのクラス。けれど充分な、そのクラス。
あいつらしかいない、そのクラス――

――だが。
「 “仲間ごっこ”は卒業しよう」
突きつけられたのは現実。生じたのはよそよそしさ、噛み合わないのは届きそうで届かない距離。
俺たちはいつまでもあの頃と変わらない―― そんな事を信じていたのは自分だけだったのだ…

きっとまた、あの頃のように一緒にいられる関係が築けると信じて主人公、笹丸は取り戻そうと日々励むのであった…



【シナリオ】
一言で表すのならば『とっても綺麗なお話』
うん綺麗としか言いようが無い美しい物語。
雰囲気、文章、キャラクター、作品名、作品中の森羅万象が揃いその綺麗さを更に美化させられている。
シナリオライター朱門優さんは、どうしてもこの作品を綺麗に綺麗に魅せようとしているように感じた、このライターは、綺麗に関しての雰囲気作りには成功しているが肝心のシナリオが不十分というか、個人的に成功とは言えないと思った。
その不十分だった要素の一つ、『知識の披露の場を誤ったこと』
二つ目は『優しい人しか書けなかったこと』である。

一つのライターのオナニーである知識の披露ですが、この知識の披露によって、プレイユーザーによって変りますが知識についていけずユーザー懐柔失敗という点。
二つの『優しい人しか書けない』について、これは上記の『とっても綺麗なお話』と関わっている事ですが、この作品の登場キャラクターを思い浮かべると良いだろう、最終的には、ほぼ皆優しい人になるだろう、優しいは綺麗に変換出来る、これぞ悪人というキャラまで登場を犠牲にしている事、これが悪いとは言わないがライターの悪人を書いて欲しかった。
上記二つはとても究意な意見なので共感出来る人が居たらという事で^^:


ストーリーですが、序盤はを『四君子』、昔の関係を取り戻そうと物語が進行していきます。
後半にかけて、この舞台設定である夢見鳥学園の秘密について探索していくというメインになる話になっていく。

またこの作品主人公が特殊で、へたれ?、鈍感、ちなみにハゲという言葉は禁句w
特にこの鈍感がプレイユーザーを不快にさせるであろう、そして主人公のボイズも聞く人によっては……
肝心な主人公の特製の中で重要なのが、正義感、いや逆捩じに強いという部分ですね、これが無いと主人公いらね(おぃw

個別ルートについて
はい、一本道です、そして皆さんの知っての通り、与神 ひよ、だけです。
シナリオのボリュームを租借し、攻略対象一人、という部分を考慮すると許される範疇内だと思います。
夢乃 蘭を攻略したかったぁぁぁ〜とは思いましたがww
まぁ後半にかけては、ライターの過去作『いつか、届く、あの空に。』の急展開のように進行します。



【Hシーン】
3シーンのみ、いやこの項目に吝嗇して購入しては駄目だ。
3シーン中使えるシーンは残念ながら一つも無い、シナリオゲーとは判っているけどこれは譫言だわ…


【音楽】
オープニングテーマ
紅葉/WHITE-LIPS→作品の雰囲気を上手く表せている、WHITE-LIPSいいよ♪

エンディングテーマ
明日を描く想いの色/WHITE-LIP→素晴らしいの一言(をぃ

作品も綺麗だが、WHITE-LIPSの歌まで綺麗とはww
CVだが青山ゆかり好きな人は言ってしまえばゆかりゲー(ひよ)なので購入参考にどぞ^^



【CG】
思わず美しい日差しに掌見てしまう程綺麗で透明。
背景がよく動く動く、動く要素があるお陰でなかなか読んでいて飽きか来ない。
CGのクオリティは否めない。


【プレイ時間】
17時間程度
自分は読むスペースが多少早いので、多分悠揚してやっていると、これ以上はかかる。




上記『綺麗』に関しては結構咎めていましたが、やはり素直に褒める点ですね。
また優しさで包まれていた作品でしたが、『痛み』についてのシーンが多く見受けられました。
敵愾心、自己に対する敵愾心は本当に痛かった、あの状態の主人公の精神よく耐えたなと感心した。
この作品の重要な点、仲間との絆、優しさについて語りますが
友誼に厚い仲間、特に四君子、絆という結びつきは改めて素晴らしいと考えさせられました。
優しさ、『他人に対するそういった想いを大切にしよう』と、ひよが発言していましたが、そういった想いを大切にしていれば、必然的に自分自身を好きになれると思う、そして自分自身を好きになれたら、自然に他人を思いやる心が育つのだと自分はこう思う。

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