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ボクの手の中の楽園 キャラメルBOX (ぼくのてのなかのらくえん) 真風さん [2009年4月13日]

・シナリオ:☆☆☆
・H度:☆
・GAME:☆
・音楽:☆☆☆
・CG:☆☆☆
・難度:☆☆

・総評:65点



■あらすじ
六年戦争と呼ばれる凄惨な戦いが停戦を迎える最中、未曾有の天災に二人の賢王が立続けに飲まれてしまう。
停滞する世界は氷のような冷たさを纏い、支配する。

西のコルンは戦争によって多大な兵力と傭兵王を失ったことで衰退し、東のミドルトンは皇位継承権の争奪と隣国の侵入によって、住民は更なる圧政を強いられる。
衰退した西方コルン領邦内に属する離島エ―デルは周囲が次々と没落する中、旧時代の遺産「腐食銀」によって秘かに活気を帯びていた。
しかし、町の活気に比例して人間が凶暴化するという「狂人」の出現と被害が日を追うごとに増加。

4年後、転覆した船舶から一人の青年が漂着する。
記憶を喪失していた彼はまるで、運命づけられていたかのように事件に吸い寄せられ、暗雲の渦へと足を踏み入れていく。

停戦から4年。冷たさを纏い、暗い影を落としていた世界は再び、始動を始めた。

■シナリオ
「狂人」という事件と存在を追っていくことで、背後にある謎に迫る構成になっている。
世界観や設定はまあまあ、イイのだが物語全体の雰囲気や展開があらすじに比して、こじんまりしている。

一貫してシリアス寄りの構成なので、キャラ箱独特のいつもの雰囲気は期待出来ないが、中盤までの垣間見える主人公の記憶と騎士団に起こる事件……その正体など、地味ながらも堅実で、それなりに引き込まれる。

ただし、風呂敷を広げ過ぎたのか、顛末が御座なり。
ラストは思いのほか、あっさりと決着が着いてしまうこととある程度、設定の回収はあるものの、主人公の過去の描写など消化不良や穴が目立つ。
それでも、想定の範囲内の締め方ではあるものの、主軸のテアとエリノアに関しては、そう悪い出来ではない。

問題なのはクリスとルーツィエ。
恋愛描写も唐突に主人公を意識し始める不自然さと共にあまりにも投げっ放しの消化不良。
そもそも、区切りなしの打ち切り展開には流石に擁護不能。

■H
テア2 エリノア3 クリス2 ルーツィエ2

ただし、テア以外は最後までいくのは1回のみ。
エロはあるようでないくらいのレベル。お察し。

■GAME
キャラ箱はいつも付いてるスタッフルームもあって、環境もそこそこある。
ただ、音量調整くらいしか出来ないのは貧弱。

■音楽
ボーカルソングは3曲ある。
ZIZZ、いとうかなこ(テーマ曲)
でも、OP曲しか音楽鑑賞に登録されない。

声優は遠野そよぎ、風音、春乃伊吹、かわしまりのあたりが目を引くところ。

■CG
枚数は74枚と少ないが、まあまあ安定した原画。
あとはメガネっ娘ヒロイン率の高いのは好みが分かれる
戦闘時にエフェクト、立ち絵が変化するのは細かいが、なかなか良かった

■難易度
プレイ時間は共通4時間の個別が1〜2時間
テアとエリノアあたりは選択肢次第では自分の意思とは逆に間違って、個別に入ることもあるかも

あとは特にテアルートは最後にやることを勧める
テアやってからだと、相対的に他ルートの差が大きい

■総評
テアルートのみなら、凡作。
しかし、わざわざ他のソフトを蹴ってまで、オススメ出来るとは言えないことと、ソフト全体を含めれば肉付けが足りない。
特にテア・エリノア以外の2人は穴だけでなく、全体的に出来が良くないのでそれが評価を落としている。
延期しないのはイイことだが、シリアス系統ではもっと推敲ならば、とっぱらやおとボクのような雰囲気のソフトのが現時点では出来がイイ

★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)
全体的に地味な感じのした今作。
表文にて書いた通り、あんまりオススメ出来ない感じだったのとメガネ率50%なのは筆者的にも苦手だと今更、明かしてみたり(苦笑)

ただ、ソフトツンデレな感じのエリノアはまあまあ、良かった感じでした、まる

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