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W.L.O.世界恋愛機構 未来のために、いま恋をしよう。 あかべぇそふとつぅ (だぶるえるおーせかいれんあいきこうみらいのためにいまこいをしよう) 真風さん [2009年4月6日]

・シナリオ:☆☆☆
・H度:☆☆☆
・GAME:☆
・音楽:☆☆☆
・CG:☆☆☆☆
・難度:☆

・総評:80点



■あらすじ
突如、眼前に現れた組織。
その名をW.L.Oと呼ぶそうだ。
何でも少子化に悩む世界のため、設立された恋愛成就を応援する世界組織だという。
そんなトンデモ組織がごくごく普通の学生である主人公に言い放ったのは、更に彼を動揺させる内容だった。

「おめでとう、あなたは恋愛をする自由と義務を与えられたわ」

主人公の持つたくさんの遺伝子を世界を救うべく役立てろというのだ。

――最近、疎遠だったお隣さんの愛奈。
――恋愛で主人公を更生させようとする蛍。
――恋愛支援ロボの依那。
――対抗組織の刺客…基、転入生のアリサ。
――後輩の優梨子。

各々の思惑を乗せて、世界のための恋愛が始まる。

■シナリオ
良くも悪くもスイーツのフルコースを好きなだけ出され続けている状態。
紆余曲折はあるが一貫しているのはどのヒロインも夫婦漫才・恋人イチャイチャイベントを存分に味わえる。
シリアスは弱いものの、やってることはわかりやすい。
ただし、べらぼうに長いプレイ時間には覚悟が必要。

共通ルートが4時間
   ↓
3つの分化ルートが各々4時間くらい
   ↓
各キャラ個別2分化3〜5時間。

シリアス色の薄いテキストで総プレイ時間は30時間くらいは必要なので多少、だれそう。
空気な主人公とバカップルな感じを腰を据えてプレイ出来るなら、買い。

■H
・愛奈 5 ・蛍5
・アリサ5 ・サラサ6
・依那 6 ・優梨子6
・その他1

回数的には多めでシチュもまあまあ、充実しているが一部の尺は短い。
オーソドックスな和姦で構成されていて、濃くはないがあくまでバカップルの加点効果としては申し分ない。

■GAME
プレイ環境としては特筆点はばなく、普通の設定は整えられているものの、バグがかなり多め。
パッチ充ててプレイしないと結構、ストレスになるくらいには豊富なのは減点要素。

■音楽
とにかく、BGM合わせて150もあるのには驚き。
日常系のBGMが多く、シリアス系統は少ない。
VOCAL曲は8つであんまり、印象には残らず。
中ではIoRoIが好き。

そして、声優。
佐本二厘(愛奈)、風音(蛍)、海原エレナ(アリサ)、松永雪希(サラサ)、民安ともえ(依耶)、松田理沙(優梨子)

ふーりん一点突破余裕でした。
シナリオといい、バカップル展開にふーりんとか……最終兵器ふーりん。危なく、脳が溶けそうだったぜ。

■CG
よくも悪くもいつもの有葉ねーさん。
全108枚でHシーンと共通含めても若干、少ない。
たまに崩れ気味だったこともあるけど、総じて原画が気に入ればとしか言えず。
ちなみにH関連枚数は50%。

■難度
選択肢自体は簡単な部類。
上述した通り、とにかく長いので読み進めるのだけ根気が必要。
あと、止めはしないが愛奈はツボにハマると抜けられない。だがそれがいい(AA略

■総評
基本的にはタイトルは印象的だがシリアス色の薄い、らぶイチャバカップルゲー。
プレイ時間が長いだけに裏を返せば、キャラの魅力や思い入れは生まれやすい。
アリサは中ではバランスの良いシナリオだったものの、全体を通すとキャラゲー感が強く、シリアスが薄いので良作は付けづらいが、佳作にはできる出来。

★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)
とにかく、ふーりん一点突破としては声優で一役買ってる感が強い。
ふーりんで愛奈補正の半分を構成したといっても過言じゃない。

キャラとしてはアリサとサラサ、そして愛奈に太鼓判を押したいところ。

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