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5 -ファイブ- RaM (ふぁいぶ) 戛さん [2008年7月28日]

・シナリオ:☆☆☆☆
・H度:☆☆
・GAME:☆
・音楽:☆☆☆☆
・CG:☆☆☆☆
・難度:☆

・総評:80点



雪の降る街に降り立った主人公と妹「愛理」
訪れた牧場で出会う「楓」
特殊な存在と心を通わせる「ほのか」
ほのかの姉「禰音」

そして…根底にあるもう一組のラブストーリー

北の大地で紡ぐ5つの愛のかたち。

シナリオ…初回はわけがわからない、バッドエンドな鬱ゲー
序盤は笑いがありますが、終盤に近づくと急な鬱展開に戸惑うかと

この作品の本質は全員クリア後のトゥルーにあります
最後までクリアすると最初のエンドの意味が分かるので、必ずコンプリートする人向け

私はラストで泣いてしまいました
メッセージ性の強いシナリオです

ちなみに志乃(金髪ちびっこ)は脇役と言っていい

えち…薄い
作風を崩さない軽さなので期待しないこと(そもそもここを見る作品じゃない)

音楽…季節感と北国のほのぼのな雰囲気が出ていて和みます
お気に入りBGMは『冬の陽だまり』『perch』

主題歌の『風の理』はサビがGood

CG…印象は薄いと思う
しかしやわらかさとどことなく安心感のある画風

難度…選択肢は少ないのでセーブ&ロードで

アイヌや環境破壊、自然との共存、生命について訴えてくる非常にメッセージ性の強い内容
物語の展開や心情よりも作品の雰囲気を感じ取る作品です

度重なるバッドエンドで滅入ることと、一部のキャラが不快だったり腑に落ちない点はありますが、ラストを迎えるとすがすがしさを覚えました

色々と難点があるので非常に勧めづらい作品
ですが何か考えさせられるものがありましたね

★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)
一人クリアする毎にタイトルから消えていく仕様はビビりますw

結局、展開上仕方ないとは言え最初の4人は誰一人報われないのが残念

特に愛理は初めから死んでいたり志乃に邪魔されたりと個別がかなり悲惨
志乃のキャラクターは非常に不快

クネ夫というギャグキャラとしか思えない雰囲気ぶち壊しなのがいるのもマイナス

まぁ5つ目の物語が大団円で多少は救われた気がしました
ここから始まるって終わり方も良いもの

まさに5-ファイブ-な物語

志乃についてはちょっと違うんじゃないかーと思いパッケージと違うあらすじの書き方をしました

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