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車輪の国、向日葵の少女 あかべぇそふとつぅ (しゃりんのくにひまわりのしょうじょ) 十二夜さん [2007年8月7日]

・シナリオ:☆☆☆☆☆
・H度:☆☆☆☆
・GAME:☆☆
・音楽:☆☆☆☆☆
・CG:☆☆☆☆
・難度:☆☆

・総評:95点



 自信を持っておすすめできることは確か。私自信、初回版を買ってしまったくらいに。

 センスの良い若手ライターがいたもんだ。
 まず独特の世界観が面白い。これだけでも惹かれる。それに加えて、主人公のユーモアがまたいい。ギャグとかではなく、ユーモア。友人もミステリアスで、それなのに物語をうまく運んでいる。

 章構成で、ルートが一直線なのだけれど、これでよかったと思う。
 二章をやり終えた時点で、すべてのユーザーが、といっても過言ではないくらい引き込まれる。先を読みたくなる。
 しかし、三章で息切れているのは確か。
 無駄に分岐させてライターの底が見えてしまうくらいなら、この形式で正解だった。
 そして五章のどんでん返し。
 賛否両論あるけれど(突飛すぎる、とか)それがこのライターの味であって、評価されるところでもある。

 いや、ほんとやられましたよ。

 絵に関しては信者フィルターを介してしまうので触れませんが、ユーザー受けはしやすいはずです。

 音楽は場面にすごくマッチしていて、とても好き。


 もっと伸びてもらいたいメーカーです。

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