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ひぐらしのなく頃に礼 07th Expansion (ひぐらしのなくころにれい) クロネコさん [2007年1月3日]

・シナリオ:☆☆☆☆☆
・H度:−
・GAME:☆
・音楽:☆☆☆☆☆
・CG:☆
・難度:☆

・総評:99点



やり終わって、どうしても書かずにはいられませんでした。新作二作の内『昼壊し編』はひデブの世界観ですので、ここでの評価は『賽殺し編』のレビューとさせて頂きます。

以下、ネタバレ










ある意味、本当の雛見沢を描いたのが、この賽殺し編だと思いました。
過去の八作品は、主要人物が必ず過去の罪を背負い、それと向かい合って戦ってきましたが、今作はその『罪』が無かったら…、皆がごく当たり前の、私達と同様に、普通に今までを生きてきたならという、確かにこうなってたかもしれないという世界のお話。

正直、最初は展開の関係で鬱になりそうでしたが、短い物語の中に人生の価値、道の意味、そして選ぶという意味。そういったものが詰まっており、今日だからこそ、考えさせられた気がします。

仲間に頼らず、自分の答えを出す。サイコロでは謀る事の出来ない自分の道。自分で選ぶからこそ苦しく、選んだからこそ価値がある。

正直、祭囃し編よりグッと心に響きました。未プレイの方は是非どうぞ。

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