・シナリオ:☆☆☆☆・H度:☆☆☆・GAME:☆☆・音楽:☆☆☆・CG:☆☆☆☆・難度:☆・総評:85点「遥かに仰ぎ、麗しの」で名を馳せたPULLTOPの作品です。物語の冒頭でいきなりバイク事故によって死んでしまった青年は、その事故で壊してしまった祠に奉られていた「ゆのは姫」という神様に助けられて一命を取り留める。するとゆのはは祠の修繕費を払えと迫ってきた。主人公は壊れた祠を直さない限り「ゆのはな町」から出ることはできない。かくして主人公はゆのはな町でバイトをすることになった。小さな町で、温かな人々に囲まれて繰り広げられる、少し切なくも心温まる冬のお話し。‥‥と、いかにも泣きゲーらしい口ぶりで説明しましたが、日常パートはわりとコメディーチックで結構クスっときますw【シナリオ】ほの〜ぼのとした日常は人によっては退屈に感じてちょっとはだれるかもしれませんが、それとなく織り交ぜられた各キャラの台詞の意図を読み取ると、よりこのお話しに入り込むことができると思います。日常のやり取りは非常に微笑ましいものですが、その裏にある悲しい想いや過去はちょっと切ないものです。ちょっとおバカだけど真面目で実直な主人公と個性的な各キャラ達はなかなか好感が持てます。【H度】特にそういったシーンに力を入れる必要性を感じないストーリーですが、Hシーンは妙にエロく、特にほなみんはすごくえっちな娘ですwそのせいで作中にとても不名誉なあだ名が付いてしまいますwww【GAME】各ヒロインがいるバイト先を選択してバイトに行き、そこでの会話中にも少し選択肢があります。【音楽】特筆するほど印象に残ったわけではありませんが、悪くなかったと思います。【CG】かわいいし綺麗だしで特に問題なし。【難易度】狙うヒロインに集中しておけば普通にクリアーできます。ただし、ゆのはは他の3ヒロインクリアー後に「ゆのはな」シナリオが出現し、それにて攻略(とは言っても選択肢なしの一本道)。“A heart warming fairy tale of winter”ゆのはな最近は奇跡だのご都合主義だのが好まれない傾向にありますが、ちょっとぐらい神様の優しい気まぐれなんてものがあってもいいんじゃないかなぁと思いたくなる作品でした。