・シナリオ:☆☆☆☆☆・H度:☆☆☆・GAME:☆・音楽:☆☆☆☆☆・CG:☆☆☆☆☆・難度:☆☆☆・総評:100点文句なしに100点。僕はKeyファンなので、このゲームをやった時はかなりショックを受けました。というのも、Keyのゲームって最後はほとんどハッピーエンドに終わるんです。だから温かい涙を流せるし、そこがシナリオライター麻枝氏の最大の武器であると思う。でもLeafはどうだろう。僕はLeaf作品はこの『天使のいない12月』以外はやったことがないので全体像は把握出来ないが、少なくともこのゲームはKeyとは正反対の感動を与えてくれたと断言しよう。お伽話のように何もかもが上手く行き、みんなが幸せになるなんて有り得ないんだと。所詮、愛や恋なんかは幻想にすぎないんだと。三宅氏のシナリオには、生々しいリアリティーがある。実に素晴らしい。僕は"生涯で最高のシナリオ"を『CLANNAD』に決めた。しかし、このゲームのシナリオはそれにすら匹敵する、文句の付けようがない、究極のリアルだと思う。このゲームを紹介してくれた知人に最大の感謝を。本当に良い出会いをしました。ちなみに一番好きなキャラは榊しのぶ。二番目が麻生明日菜かな。