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天使ノ二挺拳銃 Nitro+ (てんしのにちょうけんじゅう) 蒼崎さん [2005年6月4日]

・シナリオ:☆☆☆☆
・H度:☆☆☆
・GAME:☆☆☆
・音楽:☆☆☆☆☆
・CG:☆☆☆☆
・難度:☆☆

・総評:85点



子供が生まれないという奇病に蝕まれ、人類がゆっくりと滅び行く世界。主人公ヴィムが天使として生じた時、最後の子供たちが卒業を迎え、高校は消失した。天使とは、その手に握った銃を持って死を迎えた人間が残す未練を消し去るモノ。人の目には映らず、その手に触れることもない、まるで作業のように引き金を引き、撃ち抜き、人の死を処理する存在。そんな誰もが諦めてしまった世界で、天使ヴィムは人間の女性であり、世界規模の不妊症の究明を試みる研究者だった渡部小巻と出会い、また父親の虐待により意識不明となった小巻の妹、風子の霊体と出会う。

評価は85点、私はニトロ信者なのでやや高めの評価ですが、「天使とは何か?」という大きな疑問をテーマにした壮大なシナリオはさすがニトロってところでしょうか。 音楽には相当気合いが入っています。ピアノ系のクラシックからエレキギターが唸るヘヴィな曲まで幅広く、これもニトロならでは。 原画の中央東口さんのキャラの表情の描写や異形の描写は一見の価値あり。 ニトロの過去作Hello Worldにやや通ずるところがあるシナリオでして、刺激が強く、また軽く鬱になりますが、学園王道モノに飽きた方や銃や刀が好きな人にお勧めします。

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