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真・恋姫†無双〜萌将伝〜 BaseSon (しんこいひめむそうもえしょうでん) 真風さん [2010年8月30日]

・シナリオ:☆☆
・H度:☆☆☆
・GAME:☆
・音楽:☆☆☆☆
・CG:☆☆☆☆
・難度:☆

・総評:60点



■あらすじ

三国の勢力による乱世を治めんとする武将たちの戦も現世から現れた一刀によって、紆余曲折の末に終局を迎えつつあった。
一刀は三国のちょうど、真中にある都に城を構えて都の運営を始めていた。

そんな一刀が心配だという名目の下、彼に惚れてしまった君主・将軍たちは一刀の治める都に屋敷を造った。
この都はいま、三国の将が一同に会する場所となり、数十人の武将たちが集う拠点となったのだ。

しかし、水面下ではそんな一刀の寵愛を我こそはと妻の座を賭けた戦いが沸々と煮えたぎっていた。

五十人余の乙女たちと繰り広げる三国物語の外史が今、幕を開ける。

■シナリオ
世界観の広がりを求める余り、後付けで足しまくってたオブジェが、やがては形を保てなくなり本末転倒。

壊滅的とまでは言わないまでも、ある程度の量と濃さを絶妙のバランスで保っていたのが前作で、薄まりすぎて本来の旨味をなくしてしまったのが今作。

基本的な進行はヘタレだけど憎めない一刀をフォローしまくる武将ヒロインたちの日常という恋姫スタイルは不変でシナリオなんてあって、ないようなのも伝統。

ただし、各所で言われているようにシリーズ主演級の人気ヒロイン・看板ヒロインを不遇にしてまで、新顔ヒロインを立てる必要は何処にあったのか。
重要なことなので、あえて羅列すると

愛紗・華雄→★
雛里・恋・璃々→■

★→エロ・個別SS・(新規)CGなし
■→エロなし

というようにヒロイン格差はあるにしても看板人気ヒロインをこれはない。
純粋な中味の出来はハーレムでバカ騒ぎゲーとしては普通だがヒロイン多すぎて、そろそろ疲れる。

くれぐれもヒロインの優遇不遇を納得した上で検討した方が賢明であるのは間違いない

■H
1人、1人を綺麗に羅列したら、50行の改行を要するので今回は勘弁してください。

0回→愛紗・雛里・恋・華雄・璃々
2回→桃香・翠・蒲公英・凪・祭・明命・美羽・七乃
3回→紫苑・桔梗
1回→その他

※複数の絡みだけとか本番なし含む

尺や質はフェラだけは濃いめで他は純愛にしてはやや、濃いという、いつものレベル。
伝統の【浅く・広く】が輪を掛けて進行してる為、物足りない感を感じるのは必然といえる。

■GAME
とりあえず、らぶデス級とは言わないが動作遅いです、何とかしやがって下さいませ。
やや、水増し感の漂う容量7GBに加え、プログラムもっさり過ぎて苦笑。

相当、スペックに自信がない限りはストレスになりそう

■音楽
主題歌
『The(END)of KH†MS』
Vo.片霧烈火

ED
『志在千里-恋姫喚作百花王-Last eddition』
Vo.茶太

挿入歌1
『夢笑顔』
Vo.茶太

挿入歌2
『真紅の呂旗−The ONE−』
Vo.kirina

音楽やボーカルは前作からの流用が多いがアレンジが凄く、良い。

■CG
CG総数差分抜きで127枚と多い。
ヒロイン数が多いので実際には1人当りでは1〜2枚くらいではあるが。

【原画】
八葉香南、かんたか、片桐雛太、日陰影次、さえき北都、しのづかあつと、くわだゆうき

CGの質は問題なし。

■難度
攻略時間は12時間ほど。
イベント選択式で難易度とは無縁

■総評
ファンディスクの出来自体はまあ……ギリギリで凡ってところと言えなくもない。

しかし結局、恋姫シリーズのとりあえずの最後を飾る作品としてコレで良かったの??ってのが本音。

結果的には恋姫シリーズのファンは渋々、納得で愛紗ファンは文句言いたくなるのも充分に判ってしまう、誰得ディスク。

★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)
この中味でドヤ顔が透けて見える、開発者演技とか乾いた笑いしか出てこない件。

華琳様のシーンが1回でこの憤りを何処にぶつけようかと思ったら、愛紗がそんな次元じゃなかったでござるの巻

あと恋(呂布)の不遇さがワラエナイ
せめて華琳様と恋が優遇ならなぁ……

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