・シナリオ:☆☆☆☆☆・H度:−・GAME:☆☆☆・音楽:☆☆☆☆☆・CG:☆☆☆☆☆・難度:☆☆・総評:95点トゥットゥルー。『STEINS;GATE for PC』初プレイでレビューします。《シナリオ》神をも冒涜する12番目の理論。―それは、俺たちが手にした偶然の産物。岡部倫太郎――通称オカリン――は、いまだ厨ニ病から抜け出せない大学生。『狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真』と自称し、『未来ガジェット研究所』という、メンバー僅か3人だけの発明サークルを秋葉原に構え、ヘンテコな発明をする日々を送っていた。そんな彼らが新たに発明した未来ガジェット8号機『電話レンジ(仮)』には、偶然にもオカリンたちが意図しなかった驚くべき機能が隠されていた。なんと過去へと電子メールを送れるというもので、すなわちこれはタイムマシンだったのだ。序盤〜中盤までは、キャラ同士でおもしろおかしい掛け合いをしながらも研究を進め『電話レンジ(仮)』完成を目指す話。中盤〜ラストは、一気にシリアス展開になる。『電話レンジ(仮)』によって生まれた弊害をどのようにして解決していくか模索していく話。主人公のぶっとび具合といい、まわりのヒロインたちもかなり個性的で面白かった。また所々で出てくる厨二病的発言や2ちゃんねる用語には親切な解説がついているので、知らない人でも楽しめる。《GAME》ストーリーの分岐は、主人公の持つ携帯電話に送られてくるメールの内容への返信や『電話レンジ(仮)』を起動するかで決定される。また、携帯電話の設定部分などの細部までいじれるというこだわりがみられた。《音楽》BGMが雰囲気にあっていて良かった。個人的には「GATE OF STEINER」がオススメまたOPの「スカイクラッドの観測者」「A.R.」とEDの「運命のファルファッラ」も良かった。そして何より豪華声優陣。迫真の演技で舞台を盛り上げてくれます。岡部倫太郎 CV.宮野真守牧瀬紅莉栖 CV.今井麻美椎名まゆり CV.花澤香菜阿万音鈴羽 CV.田村ゆかり漆原るか CV.小林ゆうフェイリス・ニャンニャン CV.桃井はるこ桐生萌郁 CV.後藤沙緒里橋田至 CV.関智一そして絶対に男性声優の声をミュートにしないように!魅力が半減してしまうので《CG》個人的には結構気に入ってます。《難度》紅莉栖エンドとトゥルーエンドにたどり着くのがムズい。それ以外は『電話レンジ(仮)』の起動次第で決まる。攻略順は、鈴羽→フェイリス→るか→まゆり→紅莉栖→トゥルー の順がオススメです。全ルートが最初から開放されているので個人的には攻略サイトを見ながらやった方が間違いないかと…《総評》かなり期待していたが、予想を遥かに上回る出来で大満足でした。自分は、各エンドの切なさとトゥルーエンドの感動で何度も泣いてしまいました。話は科学ADVというだけあってタイムマシンや物理学・宇宙科学に関した内容になっており、少々難解です。それが好きな方は勿論、全く知識がない方でも用語解説があるので楽しめます。また声優好きの方は、それだけでも買いです。長くなりましたが、とりあえずとやかく言わずにやってほしい。それが運命石の扉(シュタインズゲート)の選択だ!