●SIN-黒朱鷺色の少女 Studio Mebius (しんくろときいろのしょうじょ) 真風さん [2008年12月15日] |
・シナリオ:☆☆☆ ・H度:☆ ・GAME:☆☆ ・音楽:☆☆☆☆ ・CG:☆☆☆☆ ・難度:☆
・総評:60点
■あらすじ ある朝、主人公の如月煌は魔王と出逢ってしまった。 自分の部屋へ魔王が降るなんて誰が予想するだろう。
――『私は闇の力で7つの世界を支配するもの、クレル』
――『あんたは今日から私の下僕。ペット以下ミジンコ以下よ!!』
クレルの魔法の力は二分され、何の因果か煌のもその力は宿ってしまった。
防御と回復を司る白魔法<アルバ> 攻撃を司る黒魔法<アトラ>
そして紆余曲折の末、クレルは義妹を名乗って学園に転入してくる。 クレルの半分の力を宿す煌は彼女を取り巻く戦いへと身を投じさせられていくのだった。
■シナリオ 展開は同じパターンの繰り返し。 日常パートでクレルのほとんどデレないツンを見せて、何か襲撃されて応酬。 エロゲで一部の企業以外は本当に戦闘描写中心はタブーなのか戦闘テキストが面白くない。 それで主人公は毎回、意識を喪失して取り逃がしてしまうので展開が間延びしてる感じが残る。 ついでに黒幕の正体もバレバレなので戦闘は雰囲気だけ感じられればいい人以外はイマイチかと。
その他は主人公は基本的にへタレ系。 敵陣営さんは最終的にスッキリする展開になるが良くも悪くもヒロインはクレル一人の一本道なのでクレル以外は空気。 クレルはツンが5に対してデレ1くらい(殆ど中盤以降)なので極端に敷居が狭い。 クレルにむしろ、罵られたいくらいの人じゃないと逆に魅力感じられないような気がする。
■H クレル2
以上。薄い。
■GAME ソフトが1280×720サイズの高解像度でエフェクトも凝ってるのは良いけどその分、かなりモッサリ起動の容量8GB近く必要となってるので諸刃の剣。
■音楽 カヒーナと霜月はるか。 多分、このソフトで手放しに褒められる部分の片翼。 あとは勿論、たみー(民安ともえ)の声。 たみーの為に買ったようなもんだと思ってる。
■CG 手放しで褒められる部分のその2。 クレルが可愛い。あとはまあまあだけど空気。 枚数少ないのもあるけど、せめて唯あたりの脇道ENDとか作ったほうが良かった
■難度 クリア時間12〜13時間程度。 選択肢はあれど、意味なしの一本道
■総評 値段分のオマケをして譲歩して凡作かなぁ。 多分、これでフルプライスなら何の迷いもなく、駄作の烙印を押してる。 現に低価格なので、そこまで多くを求めるのも難ではあるがクレルのツン主体の性格が合わなければお話にならない。 ただ一応、結末がハッピーなのと繋がりそうな終わり方をしているので第一章みたいな感じもする。 CSの.hackシリーズみたいに考えて貰えれば良いかと。
まあ、クレルのFDが出たら民安効果で買い物籠行き余裕でしょう^^ 続編的世界観の新作なら内容次第で
※ちなみに値段は5,800円のミドルプライス
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