・シナリオ:☆☆・H度:☆☆・GAME:☆☆・音楽:☆☆☆・CG:☆☆☆・難度:☆☆・総評:61点神族、魔族、人間の三種族が暮らす人間界。その世界で主人公、土見稟は三種族が共に通うバーベナ学園に通いながら平穏に暮らしていた。そんな中、稟のクラスに神王の娘と魔王の娘が編入してきた事から平穏な日常は音をたてて崩れ落つ…Fate、CLANNADに次いで年間販売数三位を獲得した、PCゲームに旋風を巻き起こした有名作品。しなりお…「どろどろした黒い人間関係を排除」というコンセプトとは裏腹にとあるヒロインが黒かったり、「明るい物語を作る」というコンセプトとも微妙に違い、どのルートでもやや暗めの内容になっている。日常シーンの描写は悪くは無いが、中〜終盤にかけて五〜十秒程で1日が終了する場面も多く、作り込み不足な一面もある。ひろいん…常識人が少ない。リシアンサス(佐々留美子)…少々お馬鹿な神プリンセス。巷ではそれ散る希望劣化版とかなんとか。神(親父)を椅子でぶん殴るシーンが印象的。ネリネ(松永雪希)…巨乳魔族プリンセス。素直な性格が魅力的だが、素直過ぎて魔法で建物を人ごと器物損壊するシーンが印象的である。EDがやや優遇措置かと。楓(藤野らん)…同居人の完璧超人。ひたすら稟を慕う娘さんだが、ひたすら尽くすその原因である過去の出来事については本作ではまともに説明されないのが残念。アニメ程では無いが、大体どのルートでも黒い形で関わってくる、ある意味本作のメインヒロイン。ジャンルが確立された今では依存系とも言えるかもしれない。亜沙(宝塚すみれ)…本作唯一の先輩ヒロインで人と見せかけ実は…な方。驚愕の時雨という別名があるが、実際には非常にお茶目で可愛らしい娘さん。どうでも良いが、母親がとんでもなく可愛い方。プリムラ(北都南)…無口な人工生命体。だが自身のルートに入ると凄まじい変貌ぶりを見せる。とある人工生命体の存在からか、ネリネルートとややリンクしている。番外編稟…超モテモテなやつ。チッ!(ぇえろす…回数、質共に微妙。何故か楓のシーンのみ王さんが執筆している。ぐらふぃっく…リシアンサス、楓、プリムラは西又氏、ネリネ、亜沙は鈴平氏が担当。特に問題無いが、本作を境に西又氏の画風が崩れ落ちていく。なんど…簡単。総評これ、本当に年間三位だったんかなぁ…。全体的に物足りない出来。