・シナリオ:☆☆☆☆・H度:☆☆☆・GAME:☆☆・音楽:☆☆☆・CG:☆☆☆・難度:☆☆☆☆・総評:87点特殊で過酷な義務を課せられた、三人の少女達を更生させる事を最終試験に課せられ、とある村に出向いた特別高等人候補生、森田賢一の物語簡単に言うとこんな感じな物語…だったかしら。あかべぇの最高傑作と言われる作品。しなりお…設定が設定だけに非常に重くシリアス。その原因は法月のとっつあんが全てと言っても過言では無い程で、まったりゆるゆるゲーばっかりやる様な方がいきなりこのゲームに入るとかなり苛つく所もあるかもしれない。シナリオ自体はほぼ一本道だが、非常に丁寧に作られていて伏線もかなり生きている。最後の闘いは思わずよっしゃー!と叫びたくなる程熱くなれるに違いない。全体的にかなりの出来。ひろいん…異性との接触を許されない「恋愛出来ない義務」を持つ夏咲「1日が12時間しかない義務」を持つさち親権者の命令を強制される「大人になれない義務」を持つ灯花の三人がメインだが、実際は本作で最も重い義務を持つ姉、璃々子も途中参戦ながら一応攻略対象。どうでもいいが声優さんが藤野らんさんとちょっとびっくり。姉のどSっぷりと男(!)らしさに惚れる。えろす…まあまあ。回想シーンの姉はエろいかもしれない。ぐらふぃっく…相変わらず癖の強い(発展途上中)有葉絵。そこまで崩れる事も無く終始安定している。姉の凛とした立ち絵とかも良い感じ。なんど…選択肢自体はそう多くないが、即バッドもそれなりにあり、普通のエロゲ感覚で選択していると即終了する。判断はやや冷酷な位でもちょうど良い。とはいえFateに比べれば断然マシ。ETC…もりけんの奇怪な言動にはちゃんとした訳がありますので、最後まで見捨てず見守ってやって下さい。総評各ヒロインのお話でそれぞれ泣き所が用意されているものの、基本的にはとっつあんと森田賢一の駆け引きを見て楽しむゲームに。そういう意味ではヒューマンドラマとはちょっと違うかな…と思ったが、法の在り方について真剣に考えさせられる、名作であると思います。