・シナリオ:☆☆☆☆・H度:☆☆☆・GAME:☆☆・音楽:☆☆☆☆・CG:☆☆☆☆・難度:☆☆・総評:75点―魔王が出没した。学園に通いながら、巨額のビジネスを動かす京介は能力を発揮、いつしか大企業の脳となるようになった。そんな洋楽を愛する彼にも危機が迫っていた。フィギュアスケートの全国大会の脅迫学園での立て篭もり、謎の失踪―事件は魔王の仕業だという。そんな時、流れるような長髪の少女、宇佐美ハルが訪ねてくる。彼女は魔王をあぶり出すべく、心理戦を仕掛けていく。いま、命を掛けた純愛ドラマの幕が上がる。・シナリオ各章仕立てで進み、その時点で分岐していくので共通ルートみたいなものは薄い、というかないに等しい。→椿姫・花音・水羽実質的におまけルート。あらすじが結局、生かされずに私情が焦点になる。中味は花音>椿姫≒水羽…って感じ。花音はそこそこ、椿姫は個別が微妙、水羽あっさり。→ハルこのゲームの本筋。出来自体は一言で言うと、悪くない。多分、るーすの書きたかった本筋がこっちなんだと思う・構成(まとまり)魔王>車輪・シリアス魔王≦車輪・トリック魔王<車輪魔王の失敗はトリックが残念な点。推理本の類をある程度、読み込んでる人には3章辺りには正体に辿りついてしまう。実際、心理戦と言えるのは5章くらい。それでも5章から最後の件はなかなか、良いと思う。因みに結末は明るい方がイイ人にはお勧めできかねます・Hハルが2回。その他3回。まあ、可もなく不可もなくだけど、Hが伏線だとは思わなかった(苦笑)・ゲームシステムは車輪の時より使いやすくはなっていると思うあとディスクレス不可・音楽BGMが一部、微妙…ではあるが歌3曲(片霧烈火)はなかなか、イイのでこの辺声優は超豪華。てかどうみてもルル―(ry・CG有葉ねーさんの描く画は好きです。ヒロインに一部、乱れ。男キャラは不自然なまでに格好いいw・難度縛りはなし。攻略時間はハルが15時間くらい。合わせて20時間程度・総評結局のところ、素材自体はイイけど粗が多い。ハルの素直な脚本自体はこれはこれで有りだと思うが、一本道だと説明つかないことが多い。延期がなければ良作という言い方はしたくないけど、期待の高まりから言えば、ちょっと不足。もしもこれが、魔王を受け継ぐ脚本ないし、2人の魔王又は正体の違う魔王のルートがあれば違った評価ができるかもしれない。名作になれる余地はあった。良作には微妙に届かず、佳作止まりといった感じですあと京介が空気。周りが超人すぎるので仕方ないっちゃ、仕方ないが。るーす自体がポッと出の一発屋ではないとは思った。(ハルシナリオ80+他60)÷2(おまけ+5)=75★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)結末から言うと、魔王には勝ててないんだよね。結局、頭脳線から格闘戦で京介が自己犠牲で服役だし。そこからのハルの子供と結末は不覚にも少し、良いなとは思ったけど救いのない感じですね(安易なハッピーよりは好きですけど)でも京介とおかーちゃんの境遇は泣いた恭介?ぶっこぉすぞw