・ｼﾅﾘｵ：☆☆☆☆☆
・Ｈ度：☆☆☆
・GAME：☆☆
・音楽：☆☆☆☆☆
・ＣＧ：☆☆☆
・難度：☆

・総評：97点

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世界が急に無くなってしまうと知らされた時、人は何を思うのだろう？
大切な人・物を失ってしまうと分かった時、人はどのような事を考えるのでしょうか？
絶望の真っ只中にいる自分が他者の幸福を知った時、人はどんな行動をとってしまうのか？

この物語はそう言った人の感情について考えさせられる作品。


日常の生活を営んでいた主人−昴と友達の少女達。しかし、ある日突然、彗星の衝突を知り、世界の滅亡を知らされる。物語はここから始める。
自分の心情の変化、廻りを取り巻く環境の変化により何度も苦悩し絶望する昴達。
しかし、そんな苦しい世界の中でも自分にとっと大切なものを見い出し、精一杯生きようと努力するの姿を描いている。


物語を通し貫いているものは、死と言う恐怖ではなく、人としての幸せとは何なのかと言うこと。
この物語の登場人物は辛い世界でも強く、逞しく生きている。そんな人物達の言動に何度も涙を流してしまった。
2007年の作品の中で最も感動する作品となった。