・シナリオ:☆☆☆☆・H度:☆☆☆・GAME:☆☆・音楽:☆☆☆☆☆・CG:☆☆☆☆☆・難度:☆☆・総評:85点ざーさいです。皆さん結構「それ散る」について[ギャグゲー]、[竜頭蛇尾]という評価を付けているみたいなので、少し視点を変えてレビューしたいと思います。シナリオについてですが、皆さんの言う通り前半部分はちょっとやりすぎ感すらもあるギャグで押し通します。ここまでは問題ありません。しかし、皆さんが指摘している様に後半はアレです。確かに。舞人と丘の二人との関係も見えにくいです。しかし、「それを推測する楽しみ」というものもあると思います。また、それを補助する役目として中間デモ曲「beloved(full)」とハーベスト社発刊の小説があります。少ない手掛かりの中から、真実を推測する、その事に「それ散る」の真の楽しみ方の一つがあるのではないでしょうか?それを理解できたら感動すら出来る作品かもしれません。 と、持論を言ってはみましたが、ギャグ良し、絵良し(好き嫌いは別として)、音楽良し、で萌えゲーとして「は」秀逸です。難解な後半の謎を理解するのはやめにして、桜の舞う丘から始まる一年を、純粋に楽しむほうが良い方法かもしれませんね。まぁ、「ゲームとしては画竜点睛を欠く」としてこの点数で。