・シナリオ:☆☆☆☆☆・H度:−・GAME:☆・音楽:☆☆☆☆・CG:☆☆☆☆☆・難度:☆・総評:85点初めてレビューさせて頂きます。及ばぬところもあると思いますが、よろしくお願いします。さて、今回レビューさせて頂くのは、ビジュアルアーツ系列のブランド・ocelotより発売のキネティックノベル、『神曲奏界ポリフォニカ1&2話』です。では、カテゴリ別にどうぞ。シナリオ:シナリオは『スクラップド・プリンセス』などでも有名なライトノベル作家の榊一郎氏。シナリオは勿論、世界観やキャラクター設定までの全てにおいて隙がありません。流石です。描写も安定していますし、クセも殆どありません。H度:非18禁です。エロ目的の方はあしからず。ゲーム性:上記の通り、この作品は『キネティックノベル』、絵・音声・BGM・SE付きの小説、つまりはパソコン紙芝居みたいなものです。選択肢はありません。要はkeyのplanetarianと同じような形式です。音楽:ピアノ旋律が美しいサウンドが光ります。『神曲』をテーマにした作品なだけはあります。ただ、薄っぺらい印象を受ける曲が少しあるのが残念。CG:原画は神奈月昇氏。この作品に触れるまでは知りませんでしたが、素晴らしい絵師さんです。CG枚数は少々少ないながらも、一枚ずつのクオリティは非常に高いです。空気の質感が非常に良いです。難度:上記通り。読んでいくだけです。総括すると、非常にまとまった作品、良作と言えるでしょう。ただし、1&2話ということでも分かる通り、まだ完結していません。お値段は2800円と格安で、フルボイス。その上サントラまで付いて何ともお得です。また、アニメ化も決定しており、文庫も現在4種類(紅・黒・白・まぁぶる)が出版され、それぞれ違った作家さんが書かれるなど、新しい試みがなされており、今後の展開にも注目です。とにかく、自信を持ってお薦め出来る作品です。興味を持たれた方は、公式サイトに体験版もあるので、まずそちらをプレイしてみてはどうでしょうか。それでは、長文失礼しました。