・シナリオ:☆・H度:☆☆・GAME:☆☆・音楽:☆☆☆・CG:☆☆☆・難度:☆☆☆☆・総評:15点システム等はまったく問題なし。快適にプレイができる。CG、音楽も綺麗。何故低い評価なのかは以下の通り。あくまでも個人の考えです。(ネタバレ含みます)好みの問題もあると思うけど、正直いってシナリオが不愉快に感じた。棗恭介の存在がストーリーの核なのだが、彼がひどく独善的に感じる。やってて虫酸が走るレベルだ。バス事故の後もしっかり生きていけるように虚構の世界をつくり、理樹と鈴を強くしようとした、というのが彼の行動とその目的だが、「人の運命を勝手に決めるなよ」という言葉が頭に浮かぶ。いくらバス事故に逢い、二人が絶望したとはいえ、そこから自力で立ち直る可能性、または別の誰かと出会い、立ち直る可能性もあったはず。その可能性を恭介及びリトルバスターズのメンバーは奪ったことになるのではないか?と思えてならない。結果的に幸福になる、ならないという問題ではなく、死んだ人間が生きた人間の人生にしゃしゃりでること自体が間違いなのでは?亡霊に未来を勝手に押し付けられて二人は本当に幸福なのだろうか。自分自身が大きな事故にあった経験から、ゲームの世界といえど、「死んだ人間が生き返る」「一度起こったことをやり直す、繰り返す、ループさせる」という考えが気に食わない、ということを差し引いても、シナリオには強い違和感を感じる。ただ自分に合わないということなのかもしれないが。他のレビューを見てみると高評価がほとんどで見たときは正直驚いた。総評すると、納得がいかない作品。だろうか。