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凌辱学園長/奴隷倶楽部〜読心調教録〜 CLOCKUP team.ANISE (りょうじょくがくえんちょう どれいくらぶ どくしんちょうきょうろく) 橘巧さん [2009年8月5日]

・シナリオ:☆☆☆☆
・H度:☆☆☆☆☆
・GAME:☆
・音楽:☆☆☆☆☆
・CG:☆☆☆☆
・難度:☆☆

・総評:96点



至高の一品。
枯れた。
卑語無修正メガ盛り。
規制? 知らねぇよんなこたァ。

雑感…ハードルは高い。達磨と眼窩以外のプレイは完備されているとお考え頂きたい。
通常の陵辱モノには飽き飽きだという通人以外は興味本位で手を出す代物ではない。確実に気分を害します。ここ大事です。

しかし敢えて、この作品の美しさについて触れてみたい。

まず製作陣と、その分身とも言える主人公の、徹底した立ち位置の構築。陵辱モノを謳いながら最終的にはヌルい恋愛劇に堕してしまう作品が多い昨今、こうしたひたむきと評しても許されるであろう姿勢は後述の作品の核と言える事象を引き立てて余りあるものである。

そして核となる事象、それは「被虐美」。
主人公が弄する文字通りの姦計に陥り、精神も身体もズタズタにされ、卑語を口走りながら自らが人ではなくモノで在ることを誇らしげに歌い上げるヒロイン達。そこには壊されたモノ特有のある種のリリシズムさえ感じさせられる何かが存在する。
言うなれば賛歌、「負の賛歌」である。壊されたが故に彼女達は美しい。健全なモノには決して宿らぬ美が此処に在る。


最後に…一言で言うと、「一生懸命って素敵ダヨネ!」という事です。

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