・シナリオ:☆☆・H度:☆・GAME:☆☆☆・音楽:☆☆☆☆・CG:☆☆☆☆・難度:☆・総評:50点「ヒーローになりたかった人達へ」が売り文句の作品。酷評になる模様。全体…とにかくテキストが酷すぎる。台詞部分はまだ読める出来だが、心理描写や状況描写が拙い事この上ない。ただ淡々と進行させているだけで、こういった作品に不可欠な煽りや衒いといった文章上の技法が全く使われていないのは甚だ疑問。その程度の技量しかないのに、頻繁に視点を動かして伏線を張ってしまっているのは失笑する他無い状況であり、案の定殆どの伏線が未回収という惨状を呈してしまい激しく白けさせられた。ゲーム性…タイミングクリック方式の戦闘があるので若干高めの採点。CG…秀逸な出来。男女ともなかなか色気があり個人的には満足。Hシーン…「ヒーローに彼女がいてはいけない」と言ったのは宮内洋氏であったか。その言に従うなら、セックスなどもってのほか。つまりいらないという事である。音楽…本作で最も評価に値するポイント。哀愁や闘いの激しさが良く表現されている。選曲も巧みで言うことは無い。ヴォーカル曲も高レベルの出来。難度…ゴールは一つ。最後に…豪華ボイスも音楽も演出も、拙いテキストによって全て台無しにされてしまった哀れな作品。合掌。