・ｼﾅﾘｵ：☆☆☆
・Ｈ度：☆☆
・GAME：☆☆☆☆
・音楽：☆☆☆☆☆
・ＣＧ：☆☆☆
・難度：☆☆☆

・総評：80点

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【アラ筋】
妹である琴子はとある難病にかかっていた。そのため、ほとんど一日中、部屋の中で本を読んだりして静かに過ごしていた。琴子が部屋に入っている時は、驚かせないために、決して部屋の中に入ってはいけない決まりだった。ある日の夜、流星群が訪れて夜空に無数の流れ星が降り注いだ。星や宇宙の写真を見るのが好きだった琴子に、流星のことを知らせようと、主人公は琴子の部屋のドアを開けてしまう。ドアを開いた主人公が見たのは、息をしてない琴子の姿。それはドアを開いて驚かせてしまったからなのか。それとも琴子はドアを開く前から息を引き取っていたのだろうか？主人公は、琴子が死んだのは自分が原因という思いに囚われ、この一件から、物事を決定(あるいは確定)出来ない性格になってしまった。こうして怠惰な日々を過ごすようになった主人公だが、あの夜と同じように夜空に流星群が降り注いだある日、ふと昔を思い出して妹の部屋を訪れると、なんとそこには元気な琴子の姿があったのだった。しかも翌朝には父や母までもが妹の死などなかったかのごとく振舞っており、さらには飼い猫までが人間の少女へと変貌してしまうあまりの出来事に戸惑いながらも、状況に流されるまま、主人公は家族との新たな関係を模索し始めるのだが…。

【CG】
原画:ﾐﾔｽﾘｻ/月音/みやま零綺麗ですが、特にこれといって印象に残る絵もない感じ。


【声優】
七枷ｷﾞｽﾞﾓ…佐藤しずく
七枷結衣…白波凜瑚
七枷式子…涼森ちさと
七枷琴子…佐本二厘
柚…夏野こおり
ｷﾞｽﾞﾓが可愛くてもう…あと式子さんも可愛らしいお母さんですね。


藤田淳平(ElementsGarden)【主題歌】
I'veSound「Bullshit!!Hardproalem!!」ﾎﾞｰｶﾙ:Outer作詞:KOTOKO作曲:高瀬一矢編曲:高瀬一矢/尾崎武士
このｹﾞｰﾑを購入しようと思ったきっかけが、音楽ですからね。ｹﾞｰﾑ中全てのBGMが生演奏らしいので、音が綺麗です！ｻﾝﾄﾗも買おうと思っていたら、購入か予約特典に付いてきました。素晴らしい!!主題歌もKOTOKOさん…ですよね、唄ってるのも；ｱｯﾌﾟﾃﾝﾎﾟなﾛｯｸﾁｭｰﾝでかっこよろしい。


【ｹﾞｰﾑ性】
ﾃｷｽﾄやﾌｷﾀﾞｼが画面の様々な所に出てくる演出は新鮮。しかし、次に出てくるﾃｷｽﾄの場所が分かりづらくﾗﾝﾀﾞﾑなのでちょっと読みにくく感じる。ｹﾞｰﾑ自体の難度は比較的簡単でしたね。【総評】
ｼﾅﾘｵの所で散々書きなぐりましたが、こんなｼﾅﾘｵもきらいではないです。はじめからﾗｽﾄまで、明快で分かりやすいｽﾄｰﾘｰでなく、厨二満載の自己の意識や選択がｾｶｲの終末へと結び付く所謂ｾｶｲ系な物語、『猫撫』も後者に位置するｹﾞｰﾑでしょう。更に核家族化し、家庭内の関係や接触が希薄となっている現代に『家族』をﾃｰﾏに全くぶれずにﾗｽﾄまで貫いたｽﾀｲﾙは○。まあ、分かりにくさは残りますがね…
兎に角、科学×家族×萌えをﾁｬﾝﾎﾟﾝにした雰囲気ｹﾞｰでしょうかね。