●ナツユメナギサ SAGA PLANETS (なつゆめなぎさ) 真風さん [2009年8月30日] |
・シナリオ:☆☆☆☆ ・H度:☆☆☆ ・GAME:☆☆ ・音楽:☆☆☆☆ ・CG:☆☆☆☆ ・難度:☆☆
・総評:82点
■あらすじ 舞台は常夏の島、臨海副都心【hope】 過去を持たない主人公はこの不思議な人工島の流れ着いた。 即ち、彼は記憶喪失なのだった。
真夏の聖夜を控え、主人公は少女たちと出逢うことでやがては記憶の向日の大切な人と真実の記憶をみつける。
きみがいた夏―― きみがいない夏―― きみといる夏――
3つの異なる夏を通して、辿り着くのは一体、どんな記憶なのだろう―――
■シナリオ 複数ライターというわけで、期待値を低めに考えていた今作だったが予想よりも幾分か、伏線とまとまりのある印象を受ける。 全ての軸は主人公ととあるひとりのヒロインを中心に展開されており、その他のヒロインとのシナリオは別個のお話としての価値を持つと同時に最後への伏線も併せ持っている。 ただ、シナリオの出来自体は結構、バラつきがある。
羊・つかさ→萌え寄り はるか・真樹→シリアス寄り 歩→バランス型 after(ナツユメ)→シリアス
一部に例外はあるが、全体的にご都合主義Happy Endからは遠い結末が多い。 評判になっているような鬱要素は確かに多め。 絵柄からはちょっと、想像しにくい離別系の展開もあるので、ご検討の際には注意。
■H 歩4、羊4、真樹3、はるか3、つかさ3の計17。
質に関しては衣装に多少のバリエーション(水着やら裸エプなど)があるものの、濃さは並。 キャラによっては連戦があったりする。
■GAME 標準的なシステムは実装している。 個人的にエンドロールが飛ばせないのは不便(一部にループがある為)
■音楽 vocal:KOTOKO、月子 主題歌【bumpy-Jumpy!】 ED【夏風の一秒』【go!go! Summer drive】
夏風の一秒以外は結構、明るめな感じ。 全体的に音関連に文句の付け所はなし。
■声優 佐本二厘(歩),植原なぎさ(羊),青山ゆかり(つかさ),美月(はるか),田中美智(真樹)
ゆかり教育とふーりんが鉄板。 ふーりんの【ひくわー】は新境地すぎる。 あと羊役の声優は新人さんDEATHか? キャラ付けの魅力もあるだろうが、掘り出し物だろ、jk
■CG 総数88枚でプレイ時間の兼ね合いもあるだろうが若干、少なめな感じ。 プレイが長くない割に使いまわしがあるのは多少、気になったが原画は問題ない質。
→原画担当 ほんたにかなえ…羊、はるか、音々、夕実 せせなやう… つかさ、真樹、夢 小桜りょう… 歩 有末つかさ… アリア
■難度 初回時にクリア可能なヒロイン 羊・つかさ・はるか・※真樹
1ヒロインを攻略する度にイベントchapterが追加され、最後に歩が解放 真樹Trueは2週目で解放され、真樹攻略後に歩EP
攻略時間は共通が1時間程度、個別が3〜5時間。 総プレイ時間は16時間前後
■総評 サガプラの昨今では珍しく、萌えよりもシナリオで勝負するタイプのソフト。 イチャラブもそれなりにあるが最終的にはお涙頂戴シリアスとの落差にも繋がっているので、単なる萌えゲーと考えているとちょっぴり、悲しい思いをするかも。
それを割切れるなら、なかなかシナリオの質は宜しい。 佳作。
★ネタバレ(↓に白文字で書かれています) 主人公が歩の夢中の泡沫の中で発した幸せに〜発言で歩は現実世界へと帰還するわけですが、ご都合主義的にまとめるよりは余程、オーライだとは思う。 がしかし、主人公との離別を克服した未来に果して、歩むはどんな幸せを掴むのか……そこまで考えるとネガ思考に支配されてしまう筆者。
まあ、愚痴です(ぇ
ふーりんの【ひくわー】に悶えつつ、でも今回のお気に入りヒロインは作中での一目惚れヒロイン、羊。 ってか、この声優さん誰よ?スバラシイ状態。
どーでもいいですが筆者の名前がとあるヒロインと被(ry
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