ギャルゲーレビュー板−個別表示


板TOP  レビュー検索

ナツユメナギサ SAGA PLANETS (なつゆめなぎさ) 渚さん [2009年8月2日]

・シナリオ:☆☆☆
・H度:☆☆☆
・GAME:☆☆☆
・音楽:☆☆☆
・CG:☆☆☆☆
・難度:☆☆

・総評:60点



1年中季節が夏で止まっている島で過ごす記憶喪失の主人公は、ある日生徒会長を名乗る人物から人探しを頼まれる。

記憶が無く、自分という存在すら希薄な主人公が彼女たちとの交流を経て自分という存在を確立してゆく物語。

プロローグの部分は公式サイトからダウンロード出来ますので、興味がある方はそちらをやってみてからが良いでしょう。

各キャラクターが非常に魅力的に出来ているのですが、残念なことにシナリオが足枷になってしまっています。

ハッピーエンド以外は認めないという人には少々辛い終わり方となっている本作。

クリア後には少なからずモヤモヤとした感覚が後を引きます。
ですが、決して悪い出来という訳ではありません。私自身はこういう終わり方もありかな…と思いました。

★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)

本作はKey社のリトルバスターズ!と設定が非常に酷似しています。
悪く言えば全てが夢オチで終わる上に、本編開始以前から主人公は既に死亡し、残留思念のような存在です。
生存ルートも無ければプレイヤーへの救済措置も無し。
「生きているかもしれない」と思わせる描写1つでプレイヤーもメインヒロインも救われるでしょうに…非常に惜しい。

- 辞典CGI(改) v2.5 Converted byふぃる -