・シナリオ:☆☆☆☆・H度:−・GAME:☆・音楽:☆☆☆☆・CG:☆☆☆・難度:☆・総評:80点学園モノ+微シリアス名作と評判の2作目のレビューです。・コストパフォーマンス:±0円ボリュームは前作よりアップしていますが、まぁ内容的には妥当なところでしょう。・音楽、CGについて前作に引き続き原画はささきむつみさんですが、なんだか違和感の感じる立ち絵がちらほら……錯覚かな。OPも追加され、だいぶ今風に近いギャルゲっぽい体裁が整っています。クオリティは全体的に上がっていますね。・シナリオについてゲームスタート時から彼女持ち設定で、本筋のシナリオ以外は多少なりとも修羅場になります。多分メモオフの全作通してのイメージは本作の影響が強く出ていて、後の3、4作目も基本的にこのノリは変わりません。本作もまぁ良くも悪くもドロドロ系の恋愛劇で上手く話もまとまっているんですが、個人的には恋愛以外のものに関してもうちょっと描いてくれてもよかったんじゃないかなと思いました。というか、そういったものが無いこともあってか個人的には商業要素を除いて非18禁で売り出している意味があまり感じられなかったし、ところどころ中途半端でなぁなぁな部分もあったように思えました。ボリュームアップした分、確かにシナリオは重量感のある内容になりましたが、その反面恋愛要素だけで終わるには少し余りが多すぎたように感じます。特に本筋であるはずのほたるルートに関しては、他ルートに比べて存在感が薄すぎる気が……。ま、全体的には恋愛モノとしてのまとまりは良くて、前述のようなドロドロ系が好きな方はなかなか楽しめる作品だと思います。★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)メイン2人よりもむしろととちゃん、鷹乃、静流さんルートが良かったですね。ってか結構濃かったです。それと比べるとどうしてもほたるルートの存在感が薄い……。