●真剣で私に恋しなさい!! みなとそふと (まじでわたしにこいしなさい) 真風さん [2009年9月23日] |
・シナリオ:☆☆☆☆ ・H度:☆☆☆ ・GAME:☆☆ ・音楽:☆☆☆☆ ・CG:☆☆☆☆ ・難度:☆☆
・総評:86点
■あらすじ ――なにげない集まりが、かけがえのない時と知らずに過ごしていた。
川神学園、2年の直江大和には大切な仲間達がいた。 男4人と女3人。幼い頃から一緒にバカやって今まで育ち、今でも仲良しの皆。心地よい空間。
そこに新たな仲間を加え、周囲は賑やかになっていく。 しかもメンバーは全て武道を嗜み、武士の系譜という頼もしい構成。
凛々しい侍娘たちに負けずに頑張れ、男達。
2009年4月、物語が動き始める
■シナリオ 覚えている限り、09年発売のエロゲの内で大作と呼称されるもので一定以上、当たりといえる出来映えの2作目(1作目は戯画のBALD SKY)
ライターのタカヒロ氏の描くシナリオの特徴といえば、パロネタを交えながら、コミカルな日常とギャグでつよきす・きみあると本軸の脚本については薄かった。 今作ではギャグ・シナリオの釣り合いがもっとも良く、現時点においてタカヒロの注げるものを全て含んだ力作だろう。
日常では今までよりもパロネタを全面的に押せ押せで来ることがなく、サブ的な位置づけで持ってきているような構成になっていることに加点したい要素。 共通ルートで数時間。
どのヒロインにおいても友情とその延長線上に愛情があるけれどもクリスと京を除いては【恋】の要素が若干、薄かった気がするのと決闘シーンの出来は微妙。 クリスと京はちょっとヒロインらしい内容なのとワン子(一子)のシナリオは結構、隙なくお気に入り。
百代と由紀江は題材的に若干、異色というかチート設定なのもあるが結構、超展開要素がある。 つよきすファンサービス要素があるのは嬉しい部分もあるが基本的にドラ■■ボール張りの設定が割り切りにくいのと惚れた張ったの展開が数十クリックくらいで終わってたくらいの速さで襲ってくる。
でも最終ルートに繋がるので百代は後にやるのを勧める
サブヒロインについてはミニミニサイズのシナリオは用意されているがHシーンのあるキャラとENDはあるのにないキャラがいるのは惜しい。
■H 主役級ヒロイン全3回+サブヒロイン
エロ要素は正直、期待の範疇外ではあったが今作では和漢にしてはどれも、そこそこ濃く、尺もまあまあ。 主人公が変態軍師の尻好きなのが幸いした……え?w
サブヒロイン 千花・真与・梅子→H有END有 マルギッテ→Hのみ 他サブ→シナリオのみか全なし
■GAME 特筆点はないが、無難なシステムを積んでいるので不満店はなし。
■音楽 I’ve、KOTOKO、きただにひろし、氷青
OP「愛で斬るなら痛くな〜い!」 担当:ヒロイン5人
全4曲で特に気に入ってるのはきただにひろし【武士】
■声優 神代岬(百代)、 三咲里奈(クリス)、九条信乃(由紀江) 、青山ゆかり(一子)、海原エレナ(京)、まきいづみ(辰子)、風音(板垣亜巳) , 鮎川ひなた(真与) 、松田理沙(小杉)、金田まひるetc
とりあえず、有名所だけを挙げたが他にも名前の出せない方たちやら稀に集う豪華声優陣。 声ゲーといわれるのも伊達じゃない
■CG wagi氏……というか、Selenで描いてたカワギシケイタロウ氏。 塗りが変わるとここまで変わるのかという位最早、板に付いて来た気がする。
■難度 攻略時間自体は全部で30時間くらい。 最終ルートまで行くと伏線が回収される構成。 選択肢も特に難しくはない。
■総評 タカヒロ氏のギャグの長所を継承しつつ、短所だった枢軸のシナリオとの調和が底上げされた良作。 一部に首を傾げる急展開もあるが全体的にかなり、満足のいく出来になっていた。
つよきすから、きみあるで若干、微妙だった不安感を払拭された気分 決闘部分に過度な期待をしなければ、万人に勧められる
★ネタバレ(↓に白文字で書かれています) シナリオとして一番、評価したいのはワン子ルート。 結局、師範代には達しなかったけど、生きる道は他にもあるという若干の急展開はあるけど、嫌いじゃない。
あとはリュウゼツランは伏線は回収されるし、まとめではあるんだけどラストの嚙ませっぷりには参ったw あれは何とかならなかったのかと小一時間。
京の主人公依存……まさか、海原嬢でヤンデレとは最高だった。素晴らしい。 でもクリスに専用アフターがないのだけは納得できない
いつまでもバカップルでしたじゃなくて、それが見たいんだと何度書けば…(ry
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