●メモリア Purple Software (めもりあ) 真風さん [2009年9月6日] |
・シナリオ:☆☆☆ ・H度:☆☆☆ ・GAME:☆☆ ・音楽:☆☆☆☆ ・CG:☆☆☆☆ ・難度:☆☆
・総評:72点
■あらすじ 探しているものがある。ずっと、ずっと。
『アステリア』と『エステリア』 決して交わるはずのないこの2つの世界は、突如出現した『ゲート』によって繋がれる。 互いを受け入れ、交流するのがやがて、ごく当然となった頃……。
主人公は一人の少女と出会う。 ほんの偶然の出会い。 けれど、それがすべての始まり。
■シナリオ 題材と世界観については、紫らしからぬ時間軸ループやら異世界交錯が根幹を成しており、なかなか良かった。 だがしかし、結局はいつもの紫らしい雰囲気が半減されて伏線の整合性や収拾に問題点が目立つ。 やや、展開が強引過ぎることと兎に角、終盤に至るまで意味深な伏線が張られるだけなので間延び間がある。
日常シーンも冗長に過ぎ、共通パートは似通ったイベントが繰り返される(しかも長い)のでダレやすい。 シナリオそのもののやりたかったことはある程度、わかるがまとめ方が半端なのでイマイチ、振るわない。 なので、ヒロインの誰かに萌えられないようだと気力が持たないと思われる。
■H ハルナ→2 智枝 →3 アリサ→3 香奈実→3 ユウキ→2
尺も濃さも凡の域を出ないが全員3回統一で良かったんじゃないかと言わざるを得ない。
■GAME 特筆点はなし。 まあ、最近の紫作品は要求スペックが若干、ADVにしては重めなことくらい
■音楽 この作品で多分、筆者的に一番、褒められる要素 主題歌 OP【White Crystal】ED【メモリア】 vocal:橋本みゆき
当方、みゆきち儲。
■声優 夏野こおり(ハルナ)、井村屋ほのか(智枝)、 鮎川ひなた(香奈実)、みる(アリサ)榊原ゆい(ユウキ)
井村屋ほのかだけでメモリアを買おうと思った。 後悔はしていない。
■CG 差分を除いて、127枚。 枚数もそこそこで全体的に統一された可愛い原画になっていると思う。
原画:薩摩屋蒸気 , 皐月徒兎 キャラ原案:岩崎考司
これは心情的に入れずにはいられなかった。
■難度 プレイ時間は共通パートが3〜4時間、個別が4時間程度で総プレイ時間が20時間くらい。 初回はハルナ固定の完全縛り後に智枝・アリサ・香奈実が解放され、全員攻略後にユウキ解放。 最後にハルナ後編(メモリア)ルート解放。
かなり、ガチガチなのもダレやすさに拍車をかけている
■総評 そう悪い作品でもないが凡作の域を出ない。 もう少し、演出を変えていれば評価が上がったかも知れないがキャラゲーとしては恋人イベントに不十分でシナリオゲーとしては超展開が多いので微妙。 春色桜瀬やプリリンよりはシナリオ勝ちで上に評価するがどっちつかずの損な作品。 でも、意味もなく付属している獣耳。 これはいいものだ。
★ネタバレ(↓に白文字で書かれています) とりあえず、最終章のメモリアで宏一の過去やら面識が明かされるわけですが消化不良感が強い。 えっ?終わり?みたいな。 ムービーはミリタリーである必要性に乏しい気がする(苦笑)
あとアイカはFD商法なのか。そうなのか。
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