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もしも明日が晴れならば ぱれっと (もしもあしたがはれならば) 紫電さん [2007年8月4日]

・シナリオ:☆☆☆☆☆
・H度:☆☆
・GAME:☆
・音楽:☆☆☆☆
・CG:☆☆☆☆☆
・難度:☆☆

・総評:94点



主人公、鳩羽一樹にとって野乃崎明穂はかけがえのない人だった。家族同然に暮らしていた居候の女の子。
夏の始めに告白をして彼女にもなってくれた。
だが、そんな彼女は病に倒れ、あっけなくこの世を去ってしまう。
それから数ヶ月の時間が流れ、ようやく立ち直れはじめた季節…
明穂は何の前触れもなく舞い戻って来る。
「思い残したことがあったから」
そんな言葉と共に微笑む、一人の幽霊として―

シナリオ
全6章構成(+α)で、各章毎にテーマが設けられていて、そのテーマが終わると、次の章へ、といった仕様です。
また各章には、それぞれの章内に起承転結があり、この展開に於いての各登場人物の心理描写が丁寧に描かれていて感情移入しやすいです。
しかし1〜5章が共通ルートになっており、2周目からは作業のように感じました。
シナリオではつばさENDが秀逸。

H度
ほどほどといった感じ。純愛物なのでこんなもんかと。

GAME性
特になし

音楽
ボーカル曲は全4曲。OP、ED、挿入歌2曲です。挿入歌の1曲である凪は流れるタイミングが絶妙でインパクト大です。お気に入りはOP。

CG
原画はくすくす氏。淡い感じの塗りでとても好感の持てる絵です。個人的に一枚絵より立ち絵の方が好きw

難度
皆無

総評
共通ルートが長く、また章仕立てなので個別ルートとは関係のない話があるので全体的な話のバランスが悪いと感じました。
それとスキップ機能が悪いというのがマイナスです。

が、そんなことはとても些細な事と感じられる程の良作です。まだやってない人は是非やりましょう。

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