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キサラギGOLD★STAR SAGA PLANETS (きさらぎごーるどすたー) 真風さん [2011年2月15日]

・シナリオ:☆☆☆☆
・H度:☆☆
・GAME:☆☆
・音楽:☆☆☆☆
・CG:☆☆☆☆
・難度:☆☆

・総評:77点



■あらすじ

ここは昔懐かしい長屋の一角。
環境はボロボロだけれど、気持ちは前向きに…
花を植え、可愛く飾って、その名前は【秋桜荘】

ずっと一緒だった、幼馴染6人は今も揃って登校する。
主人公の【二見】以外の5人は更衣(きさらぎ)学院の特待生で歌とかピアノだとかに才能を発揮している。

一方の二見は特段の取柄はないが昔からの腐れ縁で皆の面倒を見る、保護者的な存在とでも言えば良いだろうか。
学園ではアイドルしてるけど、生活力はからっきし。
そんな彼女たちは二見を頼り、すぐに寄って来る。

そんな6人には思い思いの夢がある。
叶うと信じて、今日も川の土手を自転車で駆けてゆく。

■シナリオ

正直、言っていいだろうか?
ふーりんととらのすけ、ほんたにさん目当てで買った。

……サガプラ?
不発弾踏んづけて来る。

そう、思って買ってた。ごめん。

共通から終始、ライトなノリを一貫しており、人を選ぶような影を落とす展開はない。
浅く広くというか、ヒロインの数が多い為、駆け足展開になる点は少し、気になるもののヒロイン重視の作品という枠に嵌めてみれば、そこまで悪くない。

■沙弥
本作品の根幹部分を担っているルート。
プロローグからの伏線などの9割が明かされるが後半の急展開は多少、人を選ぶかも。

その分のイチャイチャ度の充実度も随一なので沙弥が気に入れば、大部分は満足出来るかと。

序に沙弥シナリオの賛否帥Lサラギの評価になるといってもいい。

■翼
学園で最もアイドルしてるけど、実は二見を明確に好きで近づく女子たちに危機感を抱いてるヒロイン。

沙弥とは反対にほぼ、全てファンタジー要素皆無で普通の恋愛に終始するキャラ勝負ルート。
後半が駆け足なのは良いとして不満なのは、エンディングに至った後日談が語られないこと。

ブラックモード黒翼とかイチャラブとか満足な部分は多いのにモヤモヤが多くなったのはマイナス。

■いちか
負けず嫌いな妹。
この作品の中ではシリアスが多めだけども、内容がストレートかつシンプルだった為か楽しんでしまった。

SF展開がかなり、絡んでくることで禁忌である妹との恋愛の葛藤が良い感じにウヤムヤになった感がある。
ドロドロした感じや背徳感には欠けるけど、エンディングEPもありがちとは言え、悪くない感じ。

でも、ふーりんキャラ的にはイマイチだったかな(ぇ

■命
基本、しっかり娘の寂しがり屋な幼馴染。

王道の家族ネタでSF展開とは無縁。
インパクトには欠けるが安心してプレイ出来る。
黒髪ヒロインは貴重。素晴らしい

■奈々子・英子・冬理(サブ)
それぞれ、翼・いちか・命ルートからの派生。

あくまで、おまけ程度ではあるが、特に奈々子はセクロスにEDまで用意されてるのでまあ……

■H
沙弥 4
翼  4
いちか4
命  3
英子 1
桂子 1
冬理 1
奈々子1

あくまでも純愛ゲー路線仕様。
キャラ補正次第で何とかならなくもないけど、H目当てでは買えるレベルじゃない(わかってるよね?)

尺も短く、ハーレムもない。
コスプレはあるけど全部、ノーマル。

■GAME
環境はワイド画面であることを除けば、最低限。

攻略要素が少し。
・ヒロイン攻略後に再度、攻略すると特殊H追加
・対応するヒロイン攻略でサブキャラ追加
・全攻略後にTRUE追加

サブでMAP選択で攻略出来るのは冬理のみ。
奈々子はMAP選択しても日常EDしか行けません

■音楽
主題歌『Rolling Star☆彡』
Vo.Larval Stage Planning

ED『Like a star』
Vo.茶太

挿入歌『as always』
Vo.WHITE-LIPS

久々のWHITE-LIPS曲以外はアップテンポでノリノリ曲調で中毒性が高い。
特に「ぱぱら〜」
気が付いたら、歌ってるレベル。

■声優
結衣菜(沙弥)
桃木友梨(翼)
佐本二厘(いちか)
星咲イリア(命)

涼森ちさと(英子)
五行なずな(桂子)
雪都さお梨(冬理)
田中美智(奈々子)

サブヒロインまで抜粋。
最早、語るまでもないが。
ふーりんがふーりんでふーりんなのですよ、おわかり?

■CG
枚数は98枚で不満はないがキャラ数考えると、ちと物足りないかな。
それでも前作よりは増えてるけど

とらのすけ、ほんたにさなえ原画というだけでお腹一杯です、ハイ

■難度
攻略時間は共通が3時間程で個別が4〜5時間。
フルコンプは25時間弱くらい。

メインヒロインだけなら、ほぼMAP上でヒロインを選択してるだけでok。
サブとかについてはGAME欄参照。

■総評
悪くない、意外とバランスの取れた佳作。
発売前は複数原画にサガプラと猜疑心しか、感じなかったがまさかの出来。

サガプラにしては奇(ry

と言ったら怒られちゃうかも知れないが、ナツユメ・キサラギと良い方向に来てる気がする。
今作も方式とか微妙にナツユメに通じてる部分もあるがライト向けにもなってる。

★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)
TRUEがナツユメと違って、あくまでも沙弥の補足にしかなってないのが……描き方もちょっと寂しいし。

いちかルートで交際の挨拶廻りするのが、良い意味でちょっとびっくりした。
近親相姦ネタでそういう、火中の栗を拾い上げるような展開って久々だなぁと

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