・シナリオ:☆☆・H度:−・GAME:☆・音楽:☆☆☆☆・CG:☆・難度:☆☆☆☆☆・総評:40点微ファンタジー+学園モノ今更プレイしておきながらごめんなさい。久々の銃殺覚悟レビューです。今回はもはやアンチになるのであしからず。・コストパフォーマンス:-3000円信者でなければ前作プレイ済みの方は回避推奨。・音楽、CGについて相変わらず音楽は良いです。音声が無い分をここでカバーでしょうか。絵についてはもはやお約束なので言及せず。・シナリオについてやはり鍵は鍵でしかなかった。一言で言えばこれに尽きます。学園編ではキャラもシナリオも前作でやってきたパターンを何度も何度も見させられるわ、社会人編では携帯小説も真っ青なスイーツ(笑)ストーリーを見せられるわ……。要は判子絵ならぬ判子シナリオのオンパレード。個人的にはオタク層が一番ひきそうなパターンなのに業界で未だに大人気ってマジですかッ!?正直、自分が他の人と別の作品やってるんじゃないかと疑いたくもなります。それくらい信じられなかった。これをKanon、AIRの後に出した作品として考えると、一体どこが進歩したのか……。ブランドの雰囲気を崩さないのは大事だと思いますが、全く成長していないのはいただけません。相変わらずルート分岐が煩雑なわりに大して意味が無いし、ヒロインはブランド仕様のボケボケばっか。それに加えて当時の業界ですら既にパターン化しつつあった必殺奥義の病気、事故、怪我の三種の珍器使いまくりって……。これどこのスイーツ(笑)?奇跡は起きないから奇跡という言葉は、もはやこのブランドへの皮肉でしかありません。今まで以上にキャラも死んだり生き返ったり忙しいわ、前作以上にファンタジーが意味不明だわ……。ここまでやるともう病気と事故、そして奇跡を封じるだけでブランド色が無くなる気がします。まぁ長いシナリオにプレイヤーを飽きさせないよういつもよりギャグを頑張っているのは評価しますが、そもそもこんなに個別ルートいらないですよね。話に関係無い上にルート縛りは酷すぎます。確実にギブアップする人がいたはず。唯一評価できるとするならそれななりまとまっていた物語のテーマですが、テーマを追いすぎて肝心のストーリーが陳腐になりすぎてしまったように思います。最後まで感動させることを前提にしたようなあざとさを感じるシナリオと、それでも救いと泣きがあれば良しとする業界に失笑です。