・シナリオ:☆☆☆☆☆・H度:☆・GAME:☆・音楽:☆☆☆☆☆・CG:☆☆☆☆・難度:☆・総評:92点シナリオ虚淵玄、原画中央東口の戦闘系作品。ボイス無し選択肢無し。全体…「Fate」「あやかしびと」を経た今になっても個人的には戦闘系の最高峰に位置する逸品である。理想も大義も友愛も無い、有るのは一縷の望みと恩讐のみ。そんな主人公の激闘を哀切に彩られた文体とサウンドで描ききっている。戦闘シーンは、先述の後進良質作品と比較するとエフェクトも無く派手さに欠けるかもしれぬが、描写が堅実且つ秀逸、加えて台詞回しも極上なので決して見劣りする事はないだろう。文字通り命を削りながら闘う漢の姿に落涙を禁じ得ぬ事請け合い。真の闘いがここにある。一本道故多少物足りないという意見もあるが、筆者的に終幕は感無量であったのでそれに関しては言及しない。何気に微量だが萌え分も含有されている。CG…イベント画は文句なし。立ち画は多少不安だが気になる程ではない。とにかく「うほっ、いい漢」である。Hシーン…いらぬ。以上。音楽…先述のように極上。燃やすところは燃やし、哀愁吹かすところはひたすら哀愁。難度…無し。最後に…人を選ぶ作品ではあると思うが、何かしら琴線に触れる点があったら是非プレイを。損は無いハズです。