・シナリオ:☆☆☆☆☆・H度:☆☆☆・GAME:☆☆・音楽:☆☆☆☆・CG:☆☆☆☆・難度:☆☆・総評:87点喫茶店を舞台にした完成度が非常に高い「万人向け系ゲーム」です。以下要論。 グラフィック、キャラ、音楽、シナリオ、システム、ボイス。その全てにおいて高いレベルを誇っています。特筆すべきはシナリオと音楽。全キャラ共に伏線がしっかり考えてあり、こちらの予想の斜め上を行かれる展開が多々ありました。個別シナリオでは里伽子が2005年前半中発売作品の中でもトップレベル。久しぶりに心の琴線に触れて涙腺が緩んでしまいました。ただし、里伽子を前半にクリアしないように注意が必要。下手すると里伽子以外のシナリオは里伽子シナリオの伏線か?とすら思えるほどでした。なので、最低でも四人くらいはクリアしてからをお勧めいたします。音楽についてはOPの『Leaf ticket』をご存じI've制作でKOTOKOさんが歌っていらっしゃいます。もちろん非常に良い曲に仕上がってます。また、特定のEDで聞ける『つまんない恋』は由飛役、高槻つばささんが担当。自分はいい曲だと思いますよ。 …というか本編でも高槻さん歌いすぎですね。BGMの面では突出したものはないのですが、場面に合わせての使い方が巧い。このように長所は数多くあれど、決定的な短所らしい短所をみつけられないです。故に必然的に高得点をマーク。ひょっとすると隠れた名作かもしれません。 という訳で、未プレイの方は是非是非。…戯画に対する認識を改めよう。うん。