・シナリオ:☆☆☆・H度:☆☆・GAME:☆☆・音楽:☆☆☆・CG:☆☆☆☆☆・難度:☆☆・総評:70点■あらすじ日本が政治的に二分割され、両者に未だ、緊張感が続いている世相の近代日本。日本合衆国側の軍人青年士官である主人公は新しい任務先として独立自治を行う守野特別区にある名門天主堂学院へ編入する。「東武カイト」それが学院での彼の仮の名前である。任務内容がその仮の名前「カイト」として振舞えというものである。現地へ到着した彼は調査を兼ね、町を歩いている内に公園の一角へ迷い込む。一面の花畑に囲まれた場所で園芸に勤しむ少女がいた。「私の名前は雪代メイと言います、よろしくね」「貴方のお名前は?」屈託ない笑顔を向けて名前を問う少女。彼はごく自然に事実を口にする。「東武カイト……ここにいる間は」この一言が彼の数奇な運命を変えたことに気づくはずもない。新たな人生の始まりだったことに「素敵なことだと思うの― 過ちの原因が愛なら」■シナリオそろそろ、ふみたけをシナリオに恵まれない不遇絵師に追加しても良い頃合いじゃないかと思うんだ……とは言ってもシナリオ糞とまでは言わないが。設定はかなり、凝ってて大風呂敷を拡げ過ぎてる。そもそも、二重政府として分断された日本で軍人・政治が絡んだ謀略+恋愛ADVといった良い感じの混在っぷりに加えてSF要素に学園生活、キャラの掘下げ……などを20数時間でやるもんだから、とにかく薄い。しかも、学園イベントは少ないし、ループ要素で展開を弄っただけの話とか間延び感。シナリオの要所要所(棗・コハル)は悪くはないんだけれどもプロットの為にヒロインを駒として置いてる感アリアリでどうも、微妙である。棗は可愛いんだけどなやっぱり、分不相応なことは止めて、原点回帰(学園萌え系)するべきだと思うんだよ。今なら、ナーサリィの姉も許せる気がする(ぇ実はお朱門ちゃんって、良かったよなぁ……と思わされるソフトでもある■Hメイ →3すぐり→3棗 →3コハル→3可もなく、不可もなく。前作とそう、変わらないレベルだけどタユタマの某ダメリちゃんはエロだけは認めてあげたいと思うダメリちゃんをこんなところで誉めることになるとわ■GAMEエフェクトが凝ってるのもあるが動作がかなり、重い。プレイ環境は最低限。■音楽主題歌【Good-bye crisis】Vo.奥井雅美ED【unnamed place】Vo.霜月はるか前者はアップテンポで後者はしっとり。あと挿入歌に小坂りゆとか3曲。■声優AIRI(メイ)九条信乃(すぐり)こゆき(棗)杏子御津(コハル)ヒロインの声に違和感なし。特に棗は可愛いと言わざるを得ない。あと杏子御津は大好きと言わざるを得ない。■CG総枚数は134枚で12枚がSD原画。枚数は多い方で基本的には可愛いし、上手い。流石、ボクらのふみたけちゃんちょっと、違和感あるCGもあったけど(ぇ■難度プレイ時間は共通が4時間、個別が2時間弱〜4時間で全部で18時間くらい。攻略はコハルのみ、他3人攻略後の縛りあり。選択肢は容易■総評悪くはない…悪くはないが……微妙。敢えて、勧めるならキャラ萌えか、ふみたけちゃん原画で買う人。でも、キャラ萌えにしてはイベント少ないし、シリアス部分は設定負けしてる。やっぱり、余程のライター連れてこない限りは萌えゲー、作ってた方が良いんじゃないの?★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)テロにしろ、クーデターにしろ、どれも起伏感がまるでないのはどうなんでしょう…まさか、いつ空は愚かタユタマよりも話が薄いと感じるとは…あと、偽妹のコハルについてもわざわざ、好きになる理由を見出せないんですよね偽妹って点も色々と不満ですがその他ヒロイン差置いて好きに走る理由が見えない……この辺がキャラが駒に感じる理由。棗はやっぱり、黒髪娘って良いよね決して、その影に此芽様を見ているわけじゃないんだからっ