・シナリオ:☆☆☆・H度:☆☆・GAME:☆☆・音楽:☆☆☆・CG:☆☆☆☆・難度:☆・総評:70点■あらすじ電車を降り、改札を潜る。何処か、懐かしさ憶えつつも久しく、忘れていた風景。かつて、自分の住まった町。そこで新たな家と生活を始める……筈だったが、そこにあったはずのアパートは最早、面影すらも残すことなく別の建物へと変貌していた。――市街地から少し、下った処にある下町、盃町にある【千寿】という名を構えるたこ焼き屋。紆余曲折の末、この二階に住まうことになった主人公。【千寿】を営む轟家には三人の姉妹がいる。かつて、その次女の桜子に幼馴染で想いを寄せていた。しかし、今では現状維持で良いかなぁ……なんて考えていたり。当初に思い描いていた新しい生活とは、まるで違った形で始まる生活。勿論、問題は山積み。……そんなこんなで、頑張れ、俺。■シナリオ戯画と言えば、ショコラが当たって以来の看板画氏であろう、ねこにゃんがメインで原画は勿論、シナリオのメインも担当した試験作品。ストーリーにはテーマがあったり所謂、ボーイミ―ツガールなノリがあるわけではない。では、何があるのかと言うと設定やあらすじに如実に示されているように【恋愛ドラマ】である。肝心の出来はというと……いろいろ頑張ってるのは伝わってくるよ、うん。中盤までは普遍的で変わり映えしない日常をヒロイン毎に綴っていく選択タイプの【さかハリ方式】。終盤の個別で種明かしとなるわけだが。全体的にシナリオの詰めが甘過ぎだし、粗い。展開の切り貼りが雑なのでブツ切り感と違和感があるし、絶望的に文章量が足りな過ぎる。未消化、未回収の伏線が残ったままで行間を読めるレベルに達していない。更に主人公が基本、かなりの最低くんなのを考慮に入れてもヒロインの不快な言動の裏にある気持ちとか、ちょっと意味不明。主人公は主人公で自堕落、無責任の最低主人公レベル。何でヒロインの方がカッコイイんでしょうか。特に桜子シナリオとか。みぃ・要シナリオは特筆点はないにしても、まあまあってレベル。桜子はやりたいことはうっすらと判るけど超展開。勇樹は未回収・超展開。端的に言えば、大幅劣化したショコラ。脚本だけなら、声がミン●スでなかったら投げてる。まあ、でも初ライターってことで次に期待するか、 ねこにゃんは原画に専念しろって思うかはアナタ次第。■H桜子:2勇樹:2要 :3みい:1尺は戯画にしてはそこそこだけど薄め。4人の中では要が一番、濃いかな。みいが1回とか、意味不明。誰得。■GAMEシステム面では安心の戯画。■音楽主題歌【SAKURA☆風味】Vo.宮部るいED【とびきりスマイル】Vo.片霧烈火今回は歌手本職じゃないけどOPが良かったかな。片霧烈火にスローテンポの落ち着いた曲調は合わない感じがする■声優宮部るい(桜子)遠野そよぎ(みい)早乙女綾(要)蒼原千佳(勇樹)ミン●スの演技が(ryちょっと良くなった気がする…かも■CGやっぱり、こっちが本職ですよね。ねこにゃん先生。総CG数が83枚と少なめ。立ち絵・表情とバリエーションは豊富だけど。まあ、シナリオ短いからってのもある。■難度共通が3時間で個別が2時間前後でかなり、短い。選択肢というか、マップ上のヒロインをストーカーで攻略OK■総評タイトル通り、出来もビタースマイル。戯画マインレベルとまでは言わないが、ねこにゃんの原画と初シナリオ作品というのを考慮(+5点の加点)して、やっと凡作に乗っかるかなってトコロ。設定の活かし方とか全体的に物足りない出来でオススメは出来ない感じ。★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)桜子が久方ぶりに良いミン●スなだけあって、主人公の適当人間っぷりが酷過ぎて笑ったw桜子はせめて、ヤキモチイベントとか多ければなぁ…あと、知世翔攻略不可の不具合はいつ、治るの?ってのは誰もが通る道だとおもう