・シナリオ:☆☆☆☆・H度:☆☆・GAME:☆☆・音楽:☆☆☆☆☆・CG:☆☆☆☆☆・難度:☆☆・総評:82点■あらすじ幼少期に住まった雲雀ヶ崎に数年ぶりに帰ってき洋は、離れ離れだった幼馴染と瓜二つの少女に出会う。紆余曲折で自分を死神だという少女メアとの時間を過ごすこととなり、転入した雲雀ヶ崎学園では天体観測を主な活動とする天クルというサークルに入ることになる。しかし、天クルは部員が足りず、正規の部活としては認められず、まとまな活動ができていなかった。そこで、天クルを正式な部として昇格させるため、仲間たちとある作戦に乗り出すのだった。■シナリオ共通ルートで【天クル】が正規の部となるまでの話とかラブコメパートで構成。キャラとの掛け合いは最初はまあまあ、読める内容とはなっているのだが、同じような内容の繰り返しが結構、多い上に4〜5時間と長めでダレやすい傾向がある。あとは千波を筆頭に人を選びそうな要素のあるヒロインがいること。……というわけで1つ1つの共通イベント自体は凡レベルにはなっているのだが全体的には微妙な部分もある。個別パートはヒロイン1人をクリアすることが次の伏線となっているシステム。まず、誉めておきたいのは物語の人間関係だったりの表に出ていない部分の伏線の張り方までが上手いこと。なので、シリアス自体の出来は別としても物語の構成自体が破綻することなく大筋の辻褄合わせが取れている。これはご都合主義に進みがちな昨今の萌えゲーの波の中で筆者が好印象を持っているところである。また、シリアスもそれ自体は特別なことや格別の感動脚本というわけでもないのだが【星空の記憶】とか【展望台】【願い事】という単語からも垣間見えるロマンチックな話というか雰囲気に負けといったところでもある。題材の風呂敷自体を拡げ過ぎず、上手く丁寧にまとめていると思うが若干、あっさり気味に終えてしまったようにも見え、勿体無い部分もある。ちなみにご都合主義が全く、無いわけでもないのでそこら辺は御愛嬌。ヒロインの設定、物語の設定、共にやや拒否反応がある人も出そうではあるものの、特に後半の出来は宜しい。■Hメア1、明日歩3こもも2、こさめ2衣鈴2、千波2隠し1明日歩とこさめに巫女メイドプレイがあったりするものの、内容は薄め。終盤になるに連れて、雰囲気的に少ない方がいいという声がこ聞こえて来そうだ が 断 るセクロスが濃ゆいほどにヒロインが愛しくなるんだばっちゃが言ってた■GAMEプレイ環境自体はまあまあ、親切なレベルただ、スキップ機能や動作関連の速度が遅め■音楽・主題歌Eternal recurrence:Vo.橋本みゆき・ED星の夢〜Gathering the stars of love:Vo.霜月はるか星空のメモリア:Vo.茶太全体的にBGMもボーカル曲も秀逸。ここぞというときの雰囲気に合っている杏子御津(メア) 東かりん(衣鈴) 佐本二厘(明日歩)楠鈴音(こさめ)宮沢ゆあな(こもも) 遠野そよぎ(???)みなづき蓮(千波)■CGメイン原画:司田カズヒロ氏 サブ原画 :GT氏SD原画 :ミズタマ氏総数114枚でどれも素晴らしい。前作Wizの時から、既にデフォ買いレベル■難度攻略時間は共通4〜5時間、個別4時間(一部は1時間)の計28時間くらい。難度は易でストーキング余裕縛りは1週目:明日歩・こもも・衣鈴こもも攻略後にこさめ、衣鈴攻略で千波5人攻略で夢解放→攻略後にメア解放■総評全体的な出来栄え自体は佳作〜良作という他ない。前述したように共通ルートがダレやすい減点ポイントなど勿体無い部分もあるが萌えゲーでは上位クラスの脚本に文句なしの原画、メジャークラスの声優。萌えゲーでこのレベルのシリアスLv張ってれば、そろそろある程度は認めてイイだろ……と思う。Wizからホップステップのジャンプ前と言えるくらいにはなった飛躍的な作品。★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)何だ、この超好みなキャストわ……ばっかじゃないの……っ?とまず、最初に思った。ふーりんに杏子御津、遠野そよぎに殺かりんちゃんだって???まさに俺得ちなみにキャスト項目云々にメアが最初に来てるのは仕様です☆