・シナリオ:☆☆☆☆・H度:☆☆☆・GAME:☆・音楽:☆☆☆☆・CG:☆☆☆☆☆・難度:☆☆☆・総評:79点※作品プレイ前に、ゲーム起動後のタイトルから用語辞典を一瞥推薦です。【シナリオ】これぞライアー作品。いつものライアー作品の如く雰囲気を十分に堪能する作品に仕上がっており、遍く砂漠や舞台設定である。ヴァルーシアの世界観が上手に表現出来ており、作品全体の雰囲気を十分に感じられました。シナリオライターの桜井光は、非常に冗漫で特有なテキストを描く。このテキストは囁き囀るように何度も同じ言葉を発言したり、言葉に意味が無いように一見感じられる。しかしこの言葉は含蓄ではないか?とか態と諧謔しているだけなのか?自分も判りませんが、自分が所感した意見なんですが。この意味を持たない言葉により作品全体の雰囲気作りを誇張させようとしているのではないかと思います。斯くて、この言葉が加わり特有な雰囲気に仕上がったのではないかと思うし、逆にこの言葉が無かったら皆さんはどうだろうか?。少々戯言が多くなりましたが以下シナリオについて。シナリオ構成は、舞台解説→異邦キャラと邂逅→化物降臨→退治といった、いつもの順序である。化物とのバトルは面白みは皆無です。やはり楽しむ見所は、キャラが異邦国や色々な舞台を駆け回り、色々な異邦人と邂逅することですね。またキャラの視点が変化するので、視点対象になったキャラの心情が判り物語が進む。その犠牲か他の登場キャラの出番が少ないような気がする…。ルート関係ゴール一つの一本道です。1〜11章(最終章が11章)感動B、鬱C、雰囲気A、シナリオB(A〜C評価)【Hシーン】シャルノス、インガノックと比べるとかなりエロくなっている事に驚きwwいやエロゲーとして見ると全くエロくないんだけどね。でも進歩している。【音楽】BGMは相変わらず良い出来。舞台設定とぴったりです。オープニングテーマTistrya/RitaエンディングテーマAchernar/Ritaどちらも作品を反芻できる曲になっている。【CG】大石竜子氏。この絵の塗りはやばいww立ち絵も良いが、戦闘パートのカットインがかっこ良いし美しい。【プレイ時間】15時間程度。ボリュームは少なめ?。過去作の『赫炎のインガノック 』、『漆黒のシャルノス』と比べたら劣りますが、ライアー好きなら十分楽しめる出来であった。然り、ライアー信者でないと多分苦痛ではないだろうか?。なのでライアーに手を出すのであれば、インガノックから始めてテキストに慣れて今作をプレイおすすめします。