・シナリオ:☆・H度:☆☆☆☆・GAME:☆☆☆☆☆・音楽:☆☆☆・CG:☆☆☆☆☆・難度:☆☆☆・総評:80点■あらすじかつて、魔王と人間との間に戦争があった。魔王は一国を滅して尚、それに飽き足ることなく進軍を続けるがついに、勇者の前に屈する。多くの軍勢が滅ぼされたが、同時に魔王自身も力尽きた狡猾な知能とその、邪悪さを恐れ、人間はついに魔王を地下深部へ封じ、監視下に置くことに成功した。しかし、それから間もなく魔王は救われる。それは幼かった故に置き去りにされ唯一、生き残った使い魔だった。使い魔によって地上へと帰した魔王の魂の片鱗は器(即ち、人間の肉体)へと転移されるが、それはあまりに脆弱だった。人間よりも小さく、もはや単身では戦えなくなってしまった魔王は唯一の使い魔にリリィと名づけ、かつての力を取り戻す為、地下迷宮へと向かう。■シナリオこれまでの同メーカー作品である戦女神シリーズでは、物語の関連付けや背景がまとまっている形だったが今作では、あらすじにあるように魔王の力を取り戻していく行くという以外には基本的にイベント・シナリオ性に乏しい内容。一本道の大筋に沿った展開で寄り道系のイベントも薄く、一応ヒロインのルート、EDの種類はあるが微妙。戦略的に不可欠なリリィと強ユニットなコレット以外は印象に残りにくい。シナリオやイベントはSLGのオマケ程度、幻燐・戦女神シリーズの大作は勿論、同メーカー作品の中でも薄い。■Hイベント性には乏しいが何故か(?)セクロスは多い。・リリィ→27(6枠凌辱)・シルフィーヌ→3(2枠凌辱)・メイド→3(和姦なし)・コレット→6(3枠輪姦、獣姦)・ブリジット→3(和姦のみ)・オクタヴィア→1(和姦)・ファム→4(輪姦3)・エステル・ディアドラ→各1その他50〜60が凌辱系と輪姦が少々。リリィは性格によって内容が変わる。Lowなら和姦系、Chaosならモンスターと輪姦など敷居が高くなってくる。その他ヒロインは共通ルートではモンスターと輪姦、個別では気休め程度に和姦。ちょっと寝とられ感もあるので敷居も高いが濃いめ。EDはリリィの複数EDなどを含めて15種類。それとハーレムルートもある■GAME階層MAP探索型のSLGでユニットを配置しながら、拠点制圧・戦術を駆使していく。固定ユニットは復活不可能、その他は捕獲すれば使い捨て可能でこちらの出撃は最大9ユニット。相手の数の方が上回ることが多いので戦略的な配置と【精気】によるアイテム強化や魔法を上手く、使いながら立回る。育成はランダムに数値が上昇するので忍耐が必要。……と項目は多いので詳しくは体験版をやることをオススメする。1週目は結構、ハードで2週目からは基本的に作業。リリィとコレット辺りが育ってくると無双できる。■音楽ボーカル曲は3。BGMはエウらしい感じで印象は薄いがまあまあ。・声優未来羽(リリィ)、桜川未央(コレット)、かわしまりの(オクタヴィア)、草柳順子(ネリー)、海原エレナ(ヴィダル)あたりが有名どころか。ヒロインはちなみにフルボイス。■CGエウで一番、愛着があるのは勿論、鳩月つみき氏だが、今作の原画、やくり氏の原画のが取っつき易いだろう。筆者も戦女神ZEROのレビュー辺りで書いたが慣れるまでは違和感を覚えたが今回は一目で惚れた。CG枚数は差分抜き120枚と多く、エロCG率は7割■難易度攻略は1週目20時間前後、2週目10時間くらい。以下やり込みにおまかせする。ヒロインのフラグはユニット生存が条件だったり、育成数値が条件だったりするので1週目は難しい。■総評地味だがやり込み系SLGとしては及第点。地味なのはシナリオ性に乏しく、著しく評価の高いゲーム要素が独り歩きしているため。戦闘システムとしてはファイアー■■ブレムを思い出すような感じでEXキャラや探索があったりとゲーム要素は充分。シナリオ面で寂しかった部分はあるが、やくり氏をエウ原画に迎えて新作も期待したい出来。★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)やくり原画のリリィに一発で惚れました、本当に(ryべつに……幼少期リリィ「だけ」が好きなわけじゃ……ないんだからねっ……青春期も成人リリィもみんなイイと思っただけなんだから…かか…勘違いしないでよねっ